毎月のタイムカード集計、時間もかかるしミスも起きる。そうだ、打刻アプリ作ればよくない?

毎月のタイムカード集計、時間もかかるしミスも起きる。そうだ、打刻アプリ作ればよくない?

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IT・テクノロジー
毎月、月末が近づくと、少し気が重くなる作業がありました。

紙のタイムカードの束を片手に、Excelを開いて、一人ずつ稼働時間を打ち込んでいく——あれです。
「この人は何時から何時まで、休憩は何分」。

それを全員分、

ただひたすら転記していく。


毎月末、これを2名がかりで、ほぼ丸1日かけてやっていました。

しかも地味につらいのが、打刻機そのもの。接触が悪くて、「ピッ」と一度で通らないことがちょくちょくあるんです。


カードを入れ直して、もう一回。打刻する側も「あれ、今ので通った……?」と不安になる。

そして極めつけが、転記ミスの不安。手で打ち込んでいる以上、どこかで1桁間違えているかもしれない。だから打ち終わったあとも見直して……結局、月末はこの作業に頭を持っていかれていました。
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そもそも、手で打ち込むからミスが起きる
ある日、ふと思いました。

——そもそもExcelに手で打ち込むから、ミスも、確認の手間も生まれるんじゃないか。
最初からデジタルで打刻して、そのまま集計までされれば、この作業まるごといらなくない?

タイムカードを集計する。時間がかかってミスも起きる。あの一連を、根っこから無くせないか——そう考えて、「打刻アプリ、自分で作れないかな」と思い始めました。

やりたいことを、日本語で伝えてみた
とはいえ私はエンジニアではありません。正直、アプリを作るなんて、もっと専門的で大変なことだと思っていました。

でも、やってみたら拍子抜けするくらいでした。やったのは、AIにやりたいことを日本語で相談しただけ。こんな感じです。

タブレットで、出勤・退勤・休憩の打刻ができるようにしたい
別の人が間違えて(あるいはわざと)打たないように、本人確認をしたい
打刻したらすぐデータが集まって、月末は計算しなくても集計が出るようにしたい
そうしたら——本当にその通りの仕組みが、どんどん形になっていきました。できあがったのはこんなものです。

タブレットを1台、入口に置いておく
出勤・退勤・休憩を、画面をタップするだけで打刻
打刻のときに顔認証で本人確認。だから「別の人が間違えて打つ」が起きない
打刻すると、すぐ管理画面(PC側)にデータが届く
そして月末は、もう何も計算しなくても、集計が出来上がっている

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前と今で、こんなに変わった
これまで 今
打刻 紙のタイムカード(接触不良でやり直し) タブレットをタップ(顔認証で本人確認)
集計 月末に2名で丸1日、Excelに手入力 自動。月末の集計作業はゼロ
ミス 転記ミス・誤打刻の不安 仕組みで起きにくい
打刻する側 「また通らない」のストレス やり直しなし
一番変わったのは、月末そのものが消えたこと
数字以上に大きかったのは、関わる人みんなの「気持ち」の部分でした。

打刻する従業員にとっては、やり直しが無くなったこと。 「ピッ、あれ通ってない、もう一回」——あの小さなストレスが、毎日のことだけに地味に効いていたんだと、無くなってから気づきました。

そして管理する側の私にとっては、毎月末の集計作業がまるごとゼロになったこと。 2名がかりで丸1日かけていた、あの作業がもう存在しない。月末が近づいても、もうそわそわしなくなりました。

思っていたより、ずっと簡単だった
今回いちばん伝えたいのは、実はここかもしれません。

「アプリを作る」と聞くと、専門家に頼んで何十万円もかけて……というイメージがありました。でも実際は、コードは一行も書いていません。やったのは、困っていることと「こうなったら嬉しい」を、日本語で順番に伝えていっただけ。

用意したのも、中古のタブレット1台、8,000円くらいです。しかも今回の顔認証は、タブレット側で重い処理をせず、データを受け取る側でまとめて判定する作りにしたので、最新の高い端末はいりません。安い旧型のタブレットでも、ちゃんと動いてくれています。

特別な機械も、高いシステムも入れていない。それでも、現場の困りごとがまるごと消えました。「自分たちの手でも、ここまで作れるんだ」——それが正直、いちばんの驚きでした。

おわりに
毎月のタイムカード集計、時間もかかるしミスも起きる。そうだ、打刻アプリ作ればよくない?

最初は思いつき、半分ぼやきみたいなものでした。それが今は、本当にその通りになっています。あんなに憂鬱だった月末の手入力も、接触不良のやり直しも、もうありません。

もし同じように、毎月の集計や打刻まわりで「これ手作業でやるの、もう無理かも」と感じている方がいたら——案外、思っているより簡単に、根っこから無くせるかもしれません。

次回は、この打刻アプリを実際にどうやって作っていったのかを、やったことを順序立ててお話ししようと思います。「日本語で相談したら形になった」の中身を、最初の一歩から順番に。
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