みなさん、こんにちは。医師のあっつーです。
私は医師歴10年の中で、急性期医療を支える救急科と、生活に寄り添う在宅診療の両方に携わってまいりました。急な体調変化から長引く症状、慢性期の管理まで、幅広く診療を行う「総合診療」の経験を活かし、ココナラでも医療の質問やご相談をお受けするサービスを開始いたしました。
普段からさまざまな医療・健康に関するご質問をお受けしておりますが、「自分の悩みも相談していいのかな?」と迷われている方向けに、過去にご相談いただいた内容と回答の事例(Q&A)をご紹介します。
もし、相談について悩まれている方がいましたら参考にしてみてください。
※掲載にあたっての配慮とご注意 本記事に掲載しているQ&Aは、すべて事前にご相談者様より掲載のご諾成(承認)をいただいた内容のみを使用しております。また、プライバシーに最大限配慮し、個人の特定につながる個人情報や詳細な状況は厳重に編集・抽象化(ケーススタディ化)しております。ご相談者様が不快になられることのないよう配慮して掲載しておりますので、ご安心ください。
【事例紹介】介護・在宅医療のご相談
Q. 【在宅医療・介護】在宅介護や訪問診療の進め方
【ご相談内容】
80代の父の体力が落ちてきて心配なのですが、本人が頑固で病院に行くのを固く拒んでいます。無理やり連れて行くこともできず、今後の介護や医療をどうすればいいのか途方に暮れています。在宅医療(訪問診療)に切り替えるタイミングや、具体的にどこに相談すればよいのか教えてほしいです。
【回答】
ご家族だけで問題を抱え込まれ、本当に大変で不安な日々を過ごされていることとお察しいたします。大切なお父様を想うからこそ、病院に行ってくれないもどかしさや疲弊感は計り知れません。
結論からお伝えしますと、ご本人を無理に説得して病院へ連れて行く必要はありません。 現在の状況は、まさに「通院による外来医療」から「ご自宅で受ける在宅医療(訪問診療)」へとスムーズに移行すべきタイミングと言えます。
長年、救急医療と在宅診療の双方に携わってきた立場から、今後の具体的な進め方とステップをお伝えしますね。
1. まずは「地域包括支援センター」か「ケアマネジャー」へご相談を
病院を探す前に、お住まいの市区町村にある「地域包括支援センター」(高齢者の総合相談窓口)へご連絡ください。すでに介護保険を利用されている場合は、担当のケアマネジャー(介護支援専門員)へすぐにご相談いただくのが一番の近道です。
専門スタッフがご自宅の状況を伺い、介護保険の申請手続きや、ご本人の性格・状態に合った「訪問診療クリニック(在宅医)」の選定をサポートしてくれます。
2. 「訪問診療」なら、医師や看護師が自宅に来てくれます
在宅医療では、医師が定期的にご自宅を訪問して診察や処方、血液検査などを行います。
また、必要に応じて「訪問看護」や「訪問リハビリ」を組み合わせることで、通院の負担を完全にゼロにしながら、病院と同等の手厚い医療・看護体制を自宅の中に作ることができます。
3. 医療につなげる「きっかけ作り」も一緒に考えましょう
「医者なんて家に呼ぶな!」と拒否される患者様も珍しくありません。そのような場合でも、「体調管理のチェックだけ受けてみよう」「無料の健康相談だよ」など、ご本人のプライドや気持ちを傷つけずに受け入れていただくための「伝え方の工夫」があります。こうした具体的なアプローチ方法についても、医療・介護のプロが一緒に知恵を絞ります。
医療のプロとして、ご家族の伴走者になります
通院拒否や介護の問題は、ご家族だけで抱え込むと心の余裕がなくなり、共倒れしてしまうリスクがあります。「こんなことで相談してもいいのかな」と遠慮される必要はまったくありません。
急性期(救急)と慢性期(在宅)の両方の現場を見てきた医師として、ご本人の尊厳を守りつつ、ご家族の負担を少しでも減らせる具体的なアドバイスをお届けします。どうぞお一人で悩まず、いつでもお気軽にご相談くださいね。