親が認知症になる前に確認したい3つのこと|相続で家族が困らないために

親が認知症になる前に確認したい3つのこと|相続で家族が困らないために

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コラム

親が元気なうちは、まだ大丈夫と思っていませんか?


「親はまだ元気だから、相続や終活の話はもう少し先でいいかな」
そう感じている方は多いと思います。

親にお金や老後の話をするのは、少し気を使いますよね。特に、認知症の話は重たく感じやすく、なかなか切り出しにくいものです。

ただ、親が元気なうちだからこそ、確認できることがあります。相続準備は、財産を細かく聞き出すことではありません。将来、家族が困らないように、必要な情報を少しずつ整理しておくことが大切です。

認知症になると、確認できないことが増える


認知症になると、親本人の意思確認が難しくなることがあります。

たとえば、どこの銀行を使っているのか、保険証券はどこにあるのか、不動産の書類をどこに保管しているのか。こうしたことは、元気なうちなら会話の中で確認できます。

しかし、判断力が低下した後では、「本人に聞けばわかる」ということができなくなる場合があります。家族が通帳や書類を探し回ったり、きょうだい間で認識が違ったりすると、手続きだけでなく気持ちの面でも負担が大きくなります。

だからこそ、早めの確認は親を急かすためではなく、家族みんなの安心のために必要なのです。

今から確認したい3つのポイント


まず確認したいのは、財産の「場所」です。銀行口座、証券口座、保険、不動産、借入れなど、何がどこにあるのかをざっくり把握しておくだけでも十分です。金額まで細かく聞く必要はありません。

次に確認したいのは、親の「希望」です。介護が必要になった時にどうしたいか、実家をどう考えているか、葬儀やお墓について希望があるか。親の考えを少しでも知っておくと、いざという時に家族が判断しやすくなります。

最後に確認したいのは、大切な書類の「保管場所」です。通帳、保険証券、不動産関係の書類、年金関係の通知などがどこにあるかを知っておくだけで、将来の手続きの負担はかなり軽くなります。

すぐにできる行動は「聞き出す」より「一緒に整理する」


親に話す時は、「財産を教えて」と聞くよりも、「万が一の時に困らないように、一緒に整理しておきたい」と伝える方が自然です。

たとえば、実家の書類を片づけるタイミングや、保険の更新書類が届いた時など、日常の流れの中で少しずつ確認していくと、親も受け止めやすくなります。

大切なのは、完璧に整理しようとしないことです。まずは、銀行名だけ、保険証券の場所だけ、重要書類を入れている引き出しだけでも十分な一歩です。

まとめ:親が元気なうちの確認が、家族の安心につながる


親が認知症になる前に確認したいことは、財産の金額ではなく、「どこに何があるか」「親はどう考えているか」「大切な書類はどこにあるか」です。

これらを少しずつ整理しておくことで、将来の相続手続きや家族間のすれ違いを減らしやすくなります。

終活や相続準備は、特別な家庭だけに必要なものではありません。親が元気なうちにできる、家族への思いやりの準備です。

何から始めればよいかわからない場合は、一度状況を整理してみることがおすすめです。

私はFP2級保有・金融機関勤務経験を活かし、終活や相続準備に関する確認ポイントを整理する『終活チェック診断』サービスを提供しています。

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