【1-4】信じるって何だろう

【1-4】信じるって何だろう

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コラム
「信じて見守る」私はよくこの言葉を使います。

でも正直なところ、

信じるって何だろう。

そう考えることがあります。

私が関わっているキャンプがあります。

そのキャンプには、スタッフの中で大切にしている考え方があります。

それが、「信じて見守る」です。

キャンプ中、基本的に大人は必要以上に口を出しません。
もちろん、何もしないわけではありません。
危険なことや命に関わることには介入します。

でも、それ以外はできるだけ子ども達に任せます。

例えば登山。

このまま進めば、山頂には着けるかもしれない。
でも下山は夜になる。
体力的にも厳しいかもしれない。

そんな時、大人は現実を伝えます。

でも、

「だから引き返そう」とは言いません。
このまま進むのもいい。
目標を変更するのもいい。
決めるのは子ども達です。

子ども同士で喧嘩をすることもあります。
意見がぶつかることもあります。

そんな時も、

基本的に大人は仲裁に入りません。

キャンプ中の出来事は、
できるだけ子ども達で考え、
子ども達で解決してもらいます。

子ども達から助けを求められることもあります。
それでも、すぐには答えを出しません。
本当に必要だと判断するまでは、できるだけ見守ります。

大人が決めた方が早いことはたくさんあります。
大人が仲裁した方が楽なこともあります。
大人が答えを出した方がスムーズに進むこともあります。

でも、

それを続けていると、
子ども達が考える機会は減ります。
話し合う機会も減ります。
悩む機会も減ります。

私は、

子ども達には自分たちで考える力があると思っています。
話し合う力もあります。
乗り越える力もあります。

だから信じて任せる。

それも一つです。

でも、

それだけではない気がしています。

私は、
経験には価値があると思っています。
山頂までたどり着いた達成感。
自分たちで決めた納得感。
喧嘩を乗り越えて協力できた喜び。
そういった経験はもちろん大切です。

でも、

途中で諦める経験もあります。
失敗することもあります。
悔しい思いをすることもあります。
みんなの足を引っ張ったと感じることもあります。

それでも私は、
その経験にも価値があると思っています。

なぜなら、
その経験が後になって、その人を支えることがあるからです。

あの時も何とかなった。
あの時も乗り越えられた。
失敗したけど大丈夫だった。
助けてもらえた。
やり直せた。

そんな経験が、少しずつその人の中に残っていく。

自信の源になることもあります。
「自分ならできるかもしれない」と思える、
お守りのような存在になることもあります。

もちろん、

失敗が怖くなることもあります。
自信をなくすこともあります。

だからこそ、
大人のフォローが必要になる場面もあります。

でも、それも必要な時だけ。

先回りして助けるわけではありません。
転ぶ前に支えるわけでもありません。

その子がもう一度挑戦してみようと思えるように。
そっと背中を押す。

そのくらいでいいのだと思っています。

だから私は、信じるというのは、
うまくいくことを信じることではないと思っています。
失敗しないことを信じることでもありません。

その人が持っている力を信じること。

そして、

その経験には価値があると信じること。

それが、今の私が考える「信じる」なのかもしれません。

あなたは、何を信じていますか?

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