建物の形がはっきりと見え始め、いよいよ壁が立ち上がるワクワクする時期ですね!
今回は、耐震性や防火性の要となる「ブロック・ALC・ECP工事」から、現場で即座にチェックしたい三つの知恵をお届けします。
01 ブロックを積む前、なぜ「水」をかけるの?
ブロックを積む直前、接着面に水をかける「水湿し」は非常に重要な工程です。
乾燥したブロックのままだと、モルタルの水分を急激に吸い取ってしまい、接着不良(ドライアウト)を起こすからです。
ただし、べちゃべちゃに濡らしすぎてもモルタルが流れてしまうため、「適度に」湿らせる職人の加減が品質を左右します。
参考:監理指針8.2.3
02 横筋の入れ方、実は「高さ」が重要!?
ブロック壁を補強する横筋は、ただ並べれば良いわけではありません。
指針では、ブロックの溝の中に正しく納まり、かつ周囲に十分なモルタルが回るような位置にセットすることを求めています。
鉄筋がブロックに直接触れていると、錆びやすくなり強度が保てません。モルタルの中に「浮かせる」ように配置されているかがチェックポイントです。
参考:監理指針8.2.3
03 充填モルタル、「つつく」のが合格の秘訣?
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
補強ブロック造の空洞部にモルタルを流し込む際、ただ流し込むだけでは中に空隙が残ってしまいます。
指針では、棒などで入念に「つつき固める」ことを推奨しています。
これにより、鉄筋とブロックが一体化し、地震に強い壁が完成します。
見えなくなる「中身の密度」こそ、監理者が目を光らせるべき場所です。
参考:監理指針8.2.3
壁は建物の美観をつくるだけでなく、中にいる人の命を守るシェルターでもあります。
一つひとつのボルトの締め具合や、目地の数ミリの隙間に込められた「安全の意図」を汲み取ること。
これこそが、監理者にしかできない大切な職務ですね!
壁が完成すれば、現場はいよいよ「防水」や「仕上げ」の工程へと移り、建物の表情がさらに豊かになっていきます。
確かな下地管理を自信に変えて、最高の完成を目指していきましょう!次回の更新もどうぞお楽しみに。