「上司とどうも合わない」——そう感じながら出社するのは、思っている以上に消耗します。毎日のことだからこそ、じわじわと効いてくるんですよね。
まずお伝えしたいのは、「合わない=あなたが悪い」ではない、ということです。人には相性があります。そのうえで、少しだけ気持ちが軽くなる「整理の仕方」をお話しします。
■1. 何が「合わない」のかを、具体的に分ける
ひとくちに「合わない」と言っても、中身はいろいろです。
・仕事の進め方(スピード感・段取り)が違う
・コミュニケーションの取り方(言い方・頻度)が合わない
・価値観や人柄そのものが苦手
どれなのかを分けるだけで、「全部がイヤ」という重さが少し和らぎます。
■2.「変えられること」と「変えられないこと」を分ける
上司の性格は変えられません。でも、報告の仕方やタイミング、自分の受け止め方は、少し工夫できることがあります。変えられないことに悩み続けると疲れてしまうので、まずは「動かせる部分」に目を向けてみます。
■3. 相手の事情も、一度だけ想像してみる
これは「我慢しましょう」という話ではありません。ただ、上司も上から挟まれていたり、余裕がなかったりすることがあります。「そういう事情もあるのかもしれない」と一度思ってみるだけで、受け取る側の苦しさが少し変わることがあります。
■4. 誰かに話して、言葉にする
頭の中でぐるぐるしているものは、口に出すと整理されます。信頼できる人に、あるいは第三者に話すだけでも、「自分が本当に困っていること」が見えてきます。
私は管理部門で30年、労務の面談をのべ1,000人ほど重ねてきました。会社側の立場も、社員側の気持ちも、両方を見てきたつもりです。だからこそ、「どちらが悪い」という話にはしません。まずはあなたのお話を、否定せずにうかがいます。
ひとりで抱え込まず、よかったら気持ちを言葉にしにきてください。話すだけでも、少し軽くなるはずです。