「波音のシークレットビーチ」から招待状が届いた、ストレス食べが気になるあなたへ
波の音に耳を澄ませるように心を休める旅に出る前に、まず駅のロッカーに置いていきたい荷物がひとつあります。
## 旅に出る前に、まず置いていくもの
それは、「食べることを無理に我慢しようとする気持ちと、食べてしまったことへの罪悪感」です。
「食べちゃダメだ」と自分に言い聞かせたり、食べてしまった後に「またやってしまった…」と自分を責めてしまったり。真面目で頑張り屋さんな人ほど、この重い荷物を一人で抱え込んでいます。
## なぜ「我慢と罪悪感」が逆効果になるのか
そもそも「無性に食べたい」という強い欲求は、体と心から発せられた「これ以上頑張れない」というSOSのサインです。
心理学や栄養学の研究でも、食欲を「我慢(抑制)」で無理やり抑え込もうとすると、かえって脳が食に対する執着を強めてしまうことが分かっています。さらに、食べた自分を「罪悪感」で責めると、それが新たなストレス(心のダメージ)となり、さらなるストレスホルモンを分泌させます。
すると脳は、その新しいストレスを癒やすために、再び手軽な快楽である「食」を求めてしまう——という悪循環(ストレス食べのループ)に陥ってしまうのです。
本当に必要なのは、食べたい気持ちを消し去ることではありません。「私は今、これほどまでにストレスを感じているんだな」と、まずはSOSを出している自分を優しく受け入れてあげること。そして、責める代わりに、その根本にある心の疲れをケアしてあげることなのです。
## 荷物確認、一緒にしてみませんか
「我慢と罪悪感」の他にも、あなたの旅行カバンを重くしているものがあるかもしれません。
誰にも邪魔されない一人の時間の少なさ、頑張りを労う手段が「食事」しか見当たらない環境、息抜きのタイミングの逃し方——。人によって、隠し持っている荷物はさまざまです。
あなた専用の「旅のしおり(ロードマップ)」を作りながら、専属コンダクターの私と一緒に荷物を確認してみませんか。
→ ロードマップ作成はこちら
― Dóna Salus ―
【今回のキーワード】
「マインドフル・イーティング」
【参考】
論文タイトル: Self-Compassion, Mindful Eating, Eating Attitudes and Wellbeing(セルフ・コンパッション、マインドフル・イーティング、摂食態度およびウェルビーイング)
掲載誌: The Journal of Psychology(2021年)
内容:
食事制限中に食べてしまった際、自分を厳しく責める(罪悪感や自己批判を持つ)ことは、ネガティブな感情と心理的ストレスを増幅させ、結果としてそれを紛らわせるための「感情的摂食(エモーショナル・イーティング)」をさらに引き起こしやすくすることが示されています。逆に、失敗した自分を責めない(セルフ・コンパッションを持つ)人ほど、この悪循環に陥りにくいことが実証されています。