なぜTBSは『VIVANT』をここまで宣伝するのか?番宣の裏にある"絶対に失敗できない"3つの理由

なぜTBSは『VIVANT』をここまで宣伝するのか?番宣の裏にある"絶対に失敗できない"3つの理由

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コラム
テレビをつければ『VIVANT』。

朝の『THE TIME,』から情報番組、バラエティ、特番、SNSまで、まさに"TBSジャック"とも言える宣伝が続いています。

「ここまで宣伝する必要ある?」

そう思った人も多いはずです。

しかし、これは単なる番組PRではありません。

TBSが社運をかけた巨大プロジェクトだからです。

理由① 数十億円規模の投資を絶対に回収しなければならない

『VIVANT』続編は、1話あたり約1億円という破格の制作費が報じられています。

一般的な民放ドラマは1話3,000万~4,000万円程度と言われているため、約3倍の予算です。

さらに今回は異例の2クール放送。

仮に20話なら、

制作費だけで約20億円。

ここに加わるのが、

海外ロケ
数百人規模のスタッフ人件費
VFX・CG制作
キャスト出演料
音楽制作
宣伝広告費

を含めると、プロジェクト全体では数十億円規模になる可能性があります。

つまりTBSにとって『VIVANT』は、1本のドラマではなく「大型投資案件」。

だからこそ、初回から一人でも多くの視聴者を集める必要があるのです。

理由② 『VIVANT』はドラマではなく"TBSブランド"だから

もし『VIVANT』が成功すれば、得をするのはドラマ制作部だけではありません。

TVerの再生数が伸びる
TBS FREEの利用者が増える
CMスポンサーの価値が上がる
グッズが売れる
海外配信の価値が高まる
将来の映画化やイベントにもつながる

つまり『VIVANT』は、TBSグループ全体の利益を生み出す"看板商品"なのです。

前作は社会現象となり、最終回は約20%に迫る高視聴率を記録しました。続編は、そのブランド価値をさらに高める役割も担っています。

だから出演者を朝から夜まで番宣に出し続けるのも、決して無駄ではありません。

「ドラマを見る人」を増やすだけでなく、「TBSを見る人」を増やすことが目的なのです。

理由③ テレビ局の未来を左右する"成功事例"にしたい

今、テレビ局は厳しい時代に入っています。

若い世代はYouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoへ流れ、リアルタイムでテレビを見る人は年々減少しています。

そんな中、『VIVANT』は2023年に久しぶりに「毎週リアルタイムで見たい」と思わせた作品でした。

SNSでは考察がトレンド入りし、「ネタバレされる前に見よう」という空気が生まれました。

TBSが本当に作りたいのは、ドラマではありません。

"みんなが同じ時間にテレビを見る文化"です。

その成功モデルをもう一度作ることができれば、

日曜劇場ブランドの価値はさらに上がる
スポンサーは安心して広告費を出せる
配信サービスにも強く交渉できる
「テレビでもまだ勝てる」という実績になる

つまり『VIVANT』は、一つのドラマではなく、テレビというメディアの未来を懸けた挑戦でもあるのです。

まとめ

ここまで番宣が多い理由は、「人気ドラマだから」ではありません。

TBSにとって『VIVANT』は、

数十億円を投資した超大型プロジェクト
TBSブランドを象徴する看板コンテンツ
テレビ局の未来を左右する成功モデル

この3つを背負った作品です。

だからこそ、朝から晩まで出演者が番組に出演し、SNSでも話題を作り続ける――。

私たちが見ているのは単なる番宣ではなく、TBSの「絶対に成功させる」という強い意思表示なのかもしれません。

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