心に届く映像を作るための引き算

記事
ビジネス・マーケティング
こんにちは!鴨川宗平です。

普段はフリーランスとして映像制作の仕事をしています。企業の紹介動画や、スマートフォンで流れる短い動画などを日々作っています。私が編集をするとき、いつも頭に浮かべる二つの景色があります。一つは、青空にゆっくりと浮かんでいく大きな熱気球の姿。そしてもう一つは、小さなネジを回すと優しい音色を響かせる、古びたオルゴールの姿です。一見すると映像とは何の関わりもないように思えるこれらが、実は私の仕事の大切な根底にあります。

映像を作るということは、たくさんの素材の中から本当に必要なものだけを選び取る作業です。伝えたい想いが強ければ強いほど、あれもこれもと情報を詰め込みたくなってしまいます。しかし、荷物を載せすぎた熱気球が空へ高く上がれないのと同じように、情報が多すぎる動画は視聴者の心まで届かずに失速してしまいます。本当に伝えたいメッセージを相手の記憶に残すためには、あえて不要な部分を削ぎ落として、映像を軽くしてあげる必要があるのです。

そして、削ぎ落とした後に残った映像には、オルゴールのような繊細なテンポが求められます。オルゴールは、張り巡らされた小さな突起がほんの少しズレるだけで、美しいメロディを奏でることができなくなります。映像の編集も全く同じです。最初の数秒で人の心を掴むためのタイミングや、画面が切り替わる一瞬の間は、一秒未満の細かな計算によって成り立っています。この心地よいテンポがあるからこそ、短い尺の動画でも内容が自然と頭に入ってくるのです。

私は、こうした映像の仕組みをクライアント様と一緒に作っていく時間を何よりも大切にしています。初めて動画の外注を考えている方は、自分の頭の中にあるイメージをどう表現すればいいか悩まれることが多いです。私はその戸惑いを丁寧に紐解き、並んで歩くような感覚で伴走します。ただ指示された通りに手を動かすのではなく、その動画の先にある目的を共有し、一緒に未来の観客へ届く物語を組み立てていきます。

一瞬で消費されてしまう映像が多い中で、誰かの心に深く残り続けるものを作りたいといつも願っています。それは、派手な効果だけで飾られたものではなく、作り手の温かみが自然と伝わるような構成から生まれるものです。まるで遠くまで飛んでいく熱気球のように、そして優しく記憶に響くオルゴールの音色のように、あなたの想いを映像という形にしてみませんか。どんな小さなことでも、まずは気軽にご相談ください。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す