朝早くから畑に出て、手をかけて育てた いちごやお米、野菜。
収穫の時期を迎えると、「今年も無事に実ってくれた」とほっとする一方で、「ちゃんと売り切れるだろうか」と気になる方もいらっしゃるかもしれません。
直売所や道の駅での販売は、顔が見えて、直接「おいしかった」と言ってもらえる大切な場所です。
ただ、その日の天気や来場者の数によって、売れ行きが大きく変わりやすい面もあります。
雨の日は人が少なく、せっかく収穫した作物が思うように手に取られない、ということもあるのではないでしょうか。
「売り先が1か所だけ」という状態は、気づかないうちに、少し心細い状況になっているのかもしれません。
「また買いたい」と思った方が、買う場所を見つけられないかもしれません
旅行の途中で直売所に立ち寄って、おいしいお米を買った方。
家に帰ってから、「あのお米、また食べたいな」と思うことがあります。けれど、遠くて買いに行けない、お店の名前も覚えていない…となると、そのまま諦めてしまうこともあるようです。
引っ越して近くに住まなくなった常連の方や、贈り物でいただいて気に入った方も、同じかもしれません。「また買いたい」という気持ちがあっても、買える場所が分からなければ、その思いは作り手に届きません。
農家さんご自身は、その方たちの存在に気づくことがなく、売上の機会が静かに失われている可能性があります。
ネットで買える場所があれば、そうした「また食べたい」という声を、受け止められるかもしれません。
「旬」と「数量限定」は、ネットでも強みになります
「ネットで売るなら、大きな産地のように量がないと難しい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、農作物は「今だけ」「これだけしかない」という特別感が、実は大きな魅力になりやすい商品です。
たとえば、いちごなら「1月から3月だけの収穫」
お米なら「新米は毎年10月から」
と、ご自身の農園の旬の時期をお知らせするだけでも、楽しみに待つ方が増えるかもしれません。
収穫前から予約を受け付けておけば、できあがる量に合わせて発送の準備ができ、売れ残りの心配も減らせます。
また、形が少しふぞろいで直売所では並べにくい規格外のお野菜も、「訳ありセット」として好まれることがあります。
これまで手放しにくかった作物にも、新しい行き先ができるかもしれません。
発送や梱包の負担が心配…でも小さく始める方法があります
「畑仕事だけでも忙しいのに、梱包や発送まで手が回らない」。
ネット販売を考えたとき、こうした不安が真っ先に浮かぶ方も多いかもしれません。
生ものを送るのは傷まないか心配、という声もよく聞かれます。
そんなときは、最初から大きく始めなくても大丈夫です。
たとえば、次のような始め方があります。
■発送する日を、週に1〜2日だけに決める
■最初は数量を絞って、「1日10セットまで」などの限定にする
■日持ちしやすいお米や、箱に詰めやすいセット商品から始める
無理のない範囲で試してみて、手応えを感じてから少しずつ広げていく方法です。
負担が大きくなりすぎないよう、ご自身のペースに合わせて決められるのも、ネット販売の良いところかもしれません。
畑の日常を見せると、ファンが増えて選ばれる理由になります
同じようなお米やいちごが並んでいたとき、何が決め手になるのでしょうか。
価格や産地ももちろん大切ですが、「どんな人が、どんな想いで育てているのか」が伝わると、「この人から買いたい」という気持ちにつながることがあります。
農薬を減らす工夫、土づくりへのこだわり、収穫の朝の様子。農家さんにとっては当たり前の毎日が、買う側の方にとっては、安心して選ぶための大切な手がかりになります。
直売所では、その場でお話しできるので伝わりやすいものの、ネットでは何もしなければ想いまで届きません。
そこで相性がいいのが、SNSです。
■朝の畑や、農作業の様子
■収穫の瞬間や、とれたての作物
■届いた作物が並ぶ、食卓の風景
こうした何気ない日常は、見る方にとって「この人が育てたものなら食べてみたい」と思えるきっかけになります。
SNSで少しずつファンが増えていくと、「買いたい」と思ったときに案内できる場所、つまりネットで買えるお店があるかどうかが大切になってきます。
SNSで知ってもらい、ネットショップでいつでも買えるようにする。この2つがつながると、遠くの方にも作物のファンになってもらえるかもしれません。
つむぎデザインでは、納品後の運営についてもレクチャーをおこない、2週間の無料サポートもご用意しています。
「作って終わり」ではなく、動き出したあとも一緒に確認できるよう、お手伝いしています。
丹精込めて育てた作物を、待っている方へ届けるために。
今の直売所での販売を大切にしながら、ネットにも小さな売り場をつくってみませんか。
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