まずは、ネットショップで「決めておくこと」を整理してみましょう
「個人でネットショップを開きたいけれど、法律や決まりごとが難しそうで、なかなか動き出せない…」そんなふうに感じている方もいるのではないでしょうか。
個人の方でも、ネットショップを始めることはできます。
商品の販売だけでなく、サロンや美容室のように、予約を受け付ける場合も同じです。
ただ、サイトを作ることのほかに、あらかじめ決めておいたほうが安心なことがあります。
大きく分けると、次の3つです。
■お店のルールを、ページに載せること
■購入する方の支払い方法を決めること
■商品の届け方(予約の場合は、当日の案内)を決めること
このほかに、扱う商品やサービスによっては、追加で確認したいことが出てくる場合もあります。
一つひとつは、順番に整理していけば難しいものではありません。
知らないまま始めて、公開してから慌てることのないように、この記事では何を確認しておくと安心かを、まとめました。
お店のルールを、ページに分かりやすく載せましょう
ネットショップは、お店の顔が見えないぶん、
「どんなお店なのか」
「困ったときはどうなるのか」
をページで伝えることが大切です。
事業として商品を販売する場合は、運営者の情報や販売の条件などを、ページに表示することが法律で求められる場合があります。
ネットショップで商品を販売する場合は、次のような内容をページに載せておくと安心です。
■運営者の名前・住所・連絡先
■商品の価格と、送料などの追加でかかる費用
■支払い方法と、支払いの時期
■発送までの目安(受注生産なら、制作にかかる日数も)
■返品・交換・キャンセルの扱い
注文を受けてから作る商品(受注生産)の場合は、
「制作に入った後のキャンセルは難しい」
など、既製品とは扱いが変わることがあります。
購入前に分かるように書いておくと、注文する方もお店の側も、行き違いを防ぎやすくなります。
サロンや美容室などの予約を受け付ける場合は、商品の代わりに、メニューと料金、施術にかかる時間、予約の変更・キャンセルの決まり(前日や当日の扱いなど)を載せておくと安心です。
ここで挙げた内容は、ネットショップなどの通信販売で、表示が求められる項目の例です(「特定商取引法にもとづく表示」と呼ばれることがあります)。
ほかにも、販売する商品や方法によって、必要な項目が変わる場合があります。
たとえば、お酒を販売する場合は、「20歳未満の方には販売できません」という旨の表示が必要になります。
個人の方で、自宅の住所や電話番号をのせることに不安がある場合は、請求があったときにお知らせする形が認められる場合もあります。
国(消費者庁)の手引きや、自治体の案内で、確認しておくと安心です。
支払い方法を、いくつか用意しておきましょう
ネットショップでは、購入する方が代金を払う方法を、お店の側で選んで用意します。
クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、スマホ決済などがあり、方法によって、お店に入金される時期や、確認の手間、使う方にとっての便利さが変わります。
■クレジットカード:手軽で選ばれやすい一方、カードを使いたくない方もいます
■コンビニ払い:カードがなくても払いやすく、支払い期限を決めておく必要があります
■銀行振込:仕組みは分かりやすい反面、入金の確認に手間がかかる場合があります
■スマホ決済:普段から使っている方には、気軽に選んでもらいやすい方法です
どれか1つに絞るよりも、扱う商品や、買ってくれる方の年代に合わせて、いくつか選ぶのがおすすめです。
たとえば、ギフトとして贈る商品が多いお店なら、カード以外の方法もあると、選びやすくなるかもしれません。
サロンや美容室なら、予約のときに前払いにするか、当日に払ってもらうかも決めておきましょう。
また、利用するサービスによって、使える支払い方法や、手数料、入金のタイミングが異なる場合があります。
契約する前に、公式の案内で確認しておくと安心です。
届け方・当日の案内も、あらかじめ決めておきましょう
注文が入ってから
「どうやって送ろう?」
と迷わないように、届け方も先に決めておくと安心です。
たとえば、観葉植物や生花のお店なら、次のような点を考えておく必要がありそうです。
■土がこぼれたり、葉や花びらが傷んだりしないための梱包の方法
■鉢や花束の大きさ・重さによって変わる送料の考え方(全国一律か、地域やサイズごとか)
■暑い時期・寒い時期の発送を、どうするか
■注文から発送までの日数と、日時指定ができるかどうか
■届いたときに傷んでいた場合の、交換や返金の対応
植物や生花のように鮮度が大切な商品は、届いてすぐに状態が変わることもあるため、「到着後◯日以内にご連絡ください」といった案内を、あらかじめ決めておくと安心です。
また、利用する配送会社や、ネットショップのサービスによって、選べる配送方法や送り状の作り方が異なる場合があります。
事前に確認しておくと、スムーズに始められます。
サロンや美容室のような予約制のお店なら、「届け方」にあたるのは、当日の案内です。
場所や行き方、持ち物、遅れそうなときの連絡先を、予約が入る前に決めて、ページに載せておくと安心です。
扱う商品やサービスによって、確認したいことも調べておきましょう
ここまでの内容は、多くのお店に共通することです。
ただ、扱う商品やサービスによっては、さらに確認しておきたいことが出てくる場合があります。
■手作りの食品やお菓子:保健所での営業の許可や届け出が必要になる場合があります。表示すべき内容も決まっています
■化粧品や健康食品:「シミが消える」など効果をうたう言い方に、薬機法(旧・薬事法)の決まりが関わる場合があります。
自分で作ったり、輸入したりして売る場合は、都道府県の窓口で許可が必要になることもあります。
■中古品や古着:警察署での許可(古物商許可)が必要になる場合があります。
■お酒:税務署での免許が必要になる場合があります。
■サロンや美容室:お店の種類によって、保健所への開業の届け出や、資格が関わる場合があります。
どれも、「必ず必要」と言い切れるものではなく、商品の種類や売り方によって変わります。
整骨院のような医療に近い分野は、ページに載せられる内容にも独自の決まりがあるため、特に確認しておくと安心です。
迷ったときは、一人で抱え込まず、自治体や保健所などの公的な窓口に確認してみましょう。
ネットショップは、一度に全部を完璧にしておく必要はありません。
「何を決めておくか」が分かっていれば、順番に整えていけます。
つむぎデザインでは、ネットショップの公開後に分からないことが出てきても相談できるよう、無料サポートをご用意しています。※サポート期間はプランにより異なります。
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