営業の電話と、愚痴聞き屋の電話。何が違うんだろう

営業の電話と、愚痴聞き屋の電話。何が違うんだろう

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コラム
営業の電話と、愚痴聞き屋としての電話。

どちらも「話す」時間ですが、終わった後の感覚がまったく違います。 今日は、その違いについて考えてみたことを書いてみようと思います。

営業の電話は、ゴールが決まっている

営業の電話には、たいてい目的があります。

商談を進めるため。 契約につなげるため。 次のアポイントを取るため。

話しながら、頭のどこかで「ここまでに、この話をしておかないと」と、常にゴールを意識しています。

相手の反応を見ながら、次に何を話すか組み立てる。 会話をしながらも、常に半分くらいは「次の展開」を考えている感覚があります。

愚痴聞き屋の電話は、ゴールがない

一方で、愚痴聞き屋としての電話には、決まったゴールがありません。

話がどこに向かうのか、こちらでは分かりません。 結論が出ないまま終わることも、よくあります。

最初は、それに少し戸惑いました。 「今日は何のために話したんだろう」と、自分の中で意味を探そうとしてしまったこともあります。

でも今は、ゴールがないことこそが、この時間の意味なんだと思うようになりました。

「聞く」と「聴く」の違い

営業の電話では、相手の話を「聞いて」いました。 情報として受け取って、次の展開に活かすために。

愚痴聞き屋の電話では、相手の話を「聴いて」います。 情報としてではなく、その人の気持ちそのものとして、受け止めるために。

同じ「きく」でも、向いている方向が違うんだと気づきました。 片方は、次に進むための「きく」。 もう片方は、その場に留まるための「きく」。

電話を切った後の感覚も、違う

営業の電話を切った後は、頭の中で次にやることを整理し始めます。 どこか、前を向いている感覚です。

愚痴聞き屋の電話を切った後は、少し違います。 相手が話してくれた時間の重みを、しばらく自分の中で感じています。 前を向くというより、今この瞬間に留まっているような感覚です。

同じ「電話」という手段でも、向き合い方によって、こんなに違うものなんだと、この活動を通して知りました。

ゴールを決めずに、ただあなたの話に付き合います。どこに向かってもいい時間を、一緒に過ごせたらと思っています。
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