相手を責めたくなくて、自分の「嫌だった」を引っ込める

相手を責めたくなくて、自分の「嫌だった」を引っ込める

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コラム
急に予定を変えられて、少し困った。
けれど、相手が忙しかったと聞くと、「それなら仕方がない」と返す。

事情は分かる。相手を責めたいわけでもない。
それでも、空けておいた時間や、楽しみにしていた気持ちは、どこに置けばいいのだろう。

一人になってから引っかかるのは、予定を変えられたことだけではないかもしれません。
「相手も大変なのに、まだ嫌だと思っている自分」のことまで、責めたくなることがあります。

「悪気がないんだから」
「このくらいで不満を言うのは、自分勝手かもしれない」

すでに「嫌だった」と気づいているのに、その気持ちを打ち消す言葉が続く。
そんなときは、「この気持ちを認めてもよいのか」という迷いが、言葉を止めているのかもしれません。

自分の気持ちを認めるより先に、「嫌だと思ってもいいだけの理由」を探している。
そして、相手に納得してもらえそうな理由が見つからないと、自分の中でも、その気持ちを引っ込めてしまうのかもしれません。

黙ってその場がおさまると、ほっとすることもあるでしょう。
ただ、その経験が「言わなかったから、うまくいった」という思いにつながると、次も言葉を飲み込みやすくなることがあります。

でも、相手が忙しかったことと、自分が予定の変更で困ったことは、両立します。

相手に事情があることと、自分が嫌だったことは、両方あっていいのです。

「嫌だった」と感じたことだけで、相手に悪意があったとは決まりません。
けれど、悪意がなかったことを理由に、自分の負担までなかったことにする必要もありません。

まずは、自分だけが見るメモに、二つを分けて書いてみてください。

「相手は、仕事が立て込んでいたと言っていた」
「私は、その時間を空けていたので、急な変更で困った」

相手の事情を書いたあとに、自分への影響も書き残す。
どちらが正しいかを決めるためではなく、自分の困りごとも一緒に扱うためのメモです。

まだはっきり言葉にならなければ、「事情は分かるけれど、何かが引っかかっている」でもかまいません。

伝えるかどうかは、相手との関係や、安心して話せるかどうかを考えてから選べます。
考えた末に、今回は話さないと決めることもあると思います。

相手に言わないことと、自分の中でなかったことにすることは別です。

私は、相手を理解するときにも、自分の気持ちを一緒に残しておいてよいと思っています。
「相手も大変だった」と「私も困っていた」。どちらか一方に決めなくても、そこから考え始められます。

一人では整理しにくいときは、ココナラのメッセージ相談でお話をうかがっています。
何があって、どこで言葉が止まったのか。
うまくまとめようとせず、引っかかっているところからお聞かせください。

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