もしも、4ページの会社紹介HP作成の案件を受けたなら【後編】SEO対策と一言にいいますが

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コラム
SEO対策
定義は説明する必要はないでしょう。
Google検索(検索サイト)で上位にランキングされるようにHPを構成する技術のことです。
自分のWebサイトを広く一般の人に見てもらうことが必要な方には必須の施策です。

多くの広告を見てもらい、クリックして商品サービスを契約してもらいたいアフィリエイター達は、いうなればGoogleに生殺与奪の権を握らされていたわけです。使い古した言葉ですが。
今回のバーチャル案件の元ネタにもSEO対策を依頼されていましたので、私ならこのように提案するとしたSEO対策案を提示してみましょう。

■"いままでの"基本的なSEO対策

Googleが登場して以降、検索上位に表示させたいWeb製作者と正確なランキングを表示させたいGoogleとのいたちごっこでした。
この辺りは検索すればいくらでも面白く解説された動画などがありますから割愛しますが、できることは大きく3つに分けられます。

・内部対策(オンページSEO)
自分のWebサイトの中で完結するテクニック。
HTMLの構造を整える、タイトルや見出しを適切に書く、ページの表示速度を上げる、スマホで見やすくする、内部リンクで関連ページをつなぐ、etc…
初期のころから有用視されている基本の施策ですが、クリーンURLは実質意味がなくなったりなどの変化もありました。

・外部対策(オフページSEO)
他のサイトからリンクを貼ってもらう、SNSで言及してもらう、メディアに取り上げてもらう
要するに「外からの評価」を集める施策です。
Googleは「多くのサイトから参照されているページ=価値がある」と判断する発想から始まったので、長くSEOのメインテーマでした。
「リンクを買う」「自分で大量のサイトを作って自演する」といったハック的手法と、Googleの大型アップデートとの"いたちごっこ"の舞台になった領域でもあります。

・コンテンツSEO
「ユーザーが検索しそうなキーワードを記事に書く」という施策です。いわゆる「ブログを書いて集客する」。
キーワード選定→検索意図の分析→記事制作→効果測定→リライト…というサイクルを回して、検索流入を積み上げていくスタイルが2010年代後半に大流行し、Googleの品質評価のアップデートで壊滅。なんて出来事もありました。

■AI検索の衝撃

上記のSEO対策の説明が過去形になっているわけは、AIの発展によって取り入れられたAI検索の登場があったからです。
厳密にいえばこれまでも、AI的要素を取り入れて検索エンジンは発展してきました。

言葉の意味(Semantic)を捉えようと進化したセマンティック検索の登場、自然言語処理(NLP)を駆使して、文脈(コンテキスト)を考慮し検索意図を汲み取る手法
どれも「AIを使った検索」でしたが、ユーザーが明確にAIを意識はしてませんでした。
また、SEO対策をする側から見ても、ルールの精度が上がっただけのように感じてました。
※確実にハック的な手法は通用しなくなる方向性ではあった

ですが生成AIが登場し、状況が一気に変わりました。
今でも覚えてますが、BingのAI機能を見た瞬間、「あ、これSEO対策業者終わる」と思った物です。
歴史的には、

2022年8月:「Perplexity AI」創業
創業者達が「出典付きで答えを返す検索エンジン」を掲げて創業。同年12月にサービスを公開。後の「AI検索(Answer Engine)」というカテゴリの先駆けとなる。

2022年11月:ChatGPTローンチ
学習している情報しか出力できず、しかも"ハルシネーション"という致命的欠陥があるにもかかわらず、ユーザーはAIに質問する行為を取るようになり始めた出来事でした。

2023年2月:Microsoft「新しいBing」発表
MicrosoftがOpenAIのGPT-4をBing検索に統合。検索結果ページで対話型に答えを生成するインターフェイスの提供を始める。

2023年5月:GoogleがSGE(Search Generative Experience)を発表
検索結果の上部にAIが要約回答を生成する仕組みを実装。そして2024年5月に「AI Overviews」として米国で正式ローンチ。検索結果の最上部にAIが要約を表示する形が標準になる。2025年5月には「AI Mode」がローンチ

各AIテックが展開する会話型AIにもネット検索機能が組み込まれ、「ググる」の行為でおなじみのGoogleの検索結果をつぶさに調べる行為は縮小傾向になってます。

そもそもユーザーがWebサイトを訪れない「ゼロクリック検索」が急増してることもあり、これまで積み上げてきたSEO対策の前提条件そのものが、成り立たなくなってきている時代に入ったようです。

■それでもSEO対策は不滅?!

それでもAI時代に合わせた、涙ぐましいSEO手法が提唱されました。
ネット上で見られた手法は、

・1セクション=1テーマで完結させる
・段落をだらだら長くせず、適切に区切る
・重要なポイントは独立した段落で明示する
・情報を入れ子構造にしない(フラットに並べる)

要は人間にも読みやすい文章を作れということです。(AIにも見やすいので)

そもそもAI検索も元データは検索サイトのランキングを参照しているので、従来型のSEO対策も大切だという意見もあります。
しかしながら、AIが上記で説明したセマンティック検索をAIによって深度を深めれば、最終的に必要になるのは「質の高い情報」「オリジナル性の高いコンテンツ」ということになります。

たとえばXでは、ながらくポストの拡散力はユーザー間の繋がりの深いポストとされ、相互フォローのネットワークを活かしたコミュニティー形成が重要と言われてきました。
しかしながら近年、Xでも質を重視し始め、長文でも評価の高いポストの拡散力が上がってきていることを実感しています。
つまりハック的なSEO対策よりもサイトのコンテンツを重視する傾向は今後も高まることは確かです。

今回私が提案した4ページのHPにブログコンテンツを入れたのも、ここに理由があります。
新鮮でオリジナリティーの高い有用な情報を"サイト運用者"自らが発信していかなくてはいけない時代に入ったのです。

■まだまだ語り足りませんが…

本当はこれからが本番で語り足りませんが、進めると私独自の調査に基づく「ネット論」的な方向に暴走してしまうのでここで締めたいと思います。
ただ一つ言えるのは、楽に自サイトの露出を高められる「打ち出の小槌」「聖杯」「銀の弾丸」は無いと言うことです。

AIを使った動画やWeb記事の大量生産で儲けているような情報もありますが、HPを持とうというような企業さんや事業主さんはそんな"瞬間風速"的なバズりは、本来いらないと思います。
もし私に業務を依頼されたならば、信用を得られるようなHP作りの一助になれば良いと思っております。
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