色んな記事読んでるんですけど、なんかね違うなーって
違う、そうじゃない
だからほぼ思いつきで書いてます
「改善が続かない」のはやり方が悪いんじゃない。本当の原因はここにある
「改善を続けよう」
「業務を効率化しよう」
そう意気込んで、新しいツールを導入したり、立派なマニュアルを作ったりしたものの、いつの間にか元のやり方に戻っていた……。そんな経験はありませんか?
世の中には、「KPIを立てて、PDCAを回して、業務フローを整備する」といった改善の進め方が数多く紹介されています。もちろん、それらは大切な考え方です。
ただ、20年以上製造現場で働いてきた私が感じるのは、それだけでは改善は続かないということです。
現場では、もっと違うものが改善を支えているように思います。
「早い・楽やな」という感覚こそ改善の始まり
「改善」と聞くと、大きなプロジェクトや改善提案書を思い浮かべる人も多いでしょう。
でも、実際の現場ではもっと小さなところから始まっています。
「こうやったら、さっきより早く終わった。」
「この手順を変えたら、めっちゃ楽やった。」
そんな何気ない気づきです。
考えたり、実際にやったことがある人多いとおもうんです。
私の経験では、この「早い」「楽やな」という感覚こそが、改善の原点です。
ところが、その小さな工夫は誰にも共有されず、「まあいいか」で終わってしまうことも少なくありません。
本当は改善の種がたくさんあるのに、それが積み重ならないまま埋もれてしまう。そんな現場を何度も見てきました。
仕組みより先に必要なのは「言い合える空気」
改善を定着させようとすると、多くの会社は新しいツールや管理方法を導入します。
もちろん、それらが役立つ場面もあります。
ただ、私が現場で感じてきたのは、仕組みより先に必要なものがあるということです。
それは、
「こうやったら早くなったで!」
と気軽に言い合える空気です。
失敗を責められない。
お互いの工夫を聞いて、
「それええやん。」
と素直に言える。
そんな関係性がある職場では、小さな改善が自然と広がりやすくなります。
反対に、どれだけ立派な仕組みを作っても、「やらされている」という空気が強ければ、改善は長続きしにくいのではないでしょうか。
「やらされる改善」と「自分でやる改善」
改善が続くかどうかを分けるのは、主導権の違いだと私は考えています。
上司から言われたからやる。
評価されるためにやる。
これでは、改善は義務になってしまいます。
一方で、
「もっと楽にできへんかな。」
「このやり方、面白そう。」
そんな自分自身の興味や工夫から始まる改善は、自然と続きます。
「昨日こんな方法を試したで。」
「私はこっちの方が楽やった。」
そんな会話が増えていくと、競争ではなく、お互いの工夫を高め合う雰囲気が生まれます。
AIも同じだと思う
この考え方は、AIの活用にも当てはまると感じています。
「会社から使えと言われたから使う。」
その状態では、最低限の使い方しかしません。
一方で、
「これ使ったら、もっと楽になるんちゃう?」
という興味から使い始めると、自分なりの使い方を試すようになります。
現場で感じた課題を解決するためにAIを使うからこそ、知識も経験も積み重なり、結果としてチーム全体にも広がっていきます。
現実には難しいからこそ、もったいない
もちろん、現実には簡単ではありません。
ミスを恐れる空気。
ルールを守ることだけが評価される環境。
「どうせ言っても変わらない」という諦め。
こうした状況では、現場にある改善の芽が育ちにくくなります。
だからこそ、私はもったいないと感じます。
改善のアイデアは、特別な人だけが持っているものではありません。
毎日現場で仕事をしている人たちの中に、たくさん眠っています。
まずは目の前の「楽」を面白がるところから
組織全体を一気に変えることは難しいかもしれません。
でも、自分の周りから始めることはできます。
「これ、こうやったらもっと楽やったで。」
そんな一言を言える人が一人増える。
「それ、ええやん。」
と返してくれる人が一人いる。
その小さな積み重ねが、やらされる改善ではなく、自分たちで育てる改善につながっていくのではないでしょうか。
私は、改善とは特別な活動ではなく、「仕事を少しでも楽しく、少しでも楽にしたい」という気持ちから始まるものだと思っています。
その空気が広がれば、改善は続きます。そして、その積み重ねが、強い現場をつくっていくのだと感じています。
もしかしたら、常識や今あるものに違和感や疑問を感じているのかもしれません、私。
それがどう転ぶのか、もがいていこう。