違和感がある 続編

違和感がある 続編

記事
コラム
言い足りなかったこと。

前回の記事を書いても、まだモヤモヤが残っていました。
「違和感の正体」は、まだ全部書けていませんでした。

経営陣と話をしたとき、一つずつ課題を伝えました。

人員不足。
技術継承。
情報共有。
会社の方向性。

現場で感じていることを、自分なりに整理して話しました。

返ってきた言葉は、
「見えていることはやっていく。」

その言葉が、ずっと頭から離れません。

正直、こう思いました。
「言われたらやるんか。」

見えているなら、もう動いていてもおかしくない。

いや、そもそも見えていないんじゃなくて、
見ようとしていないだけちゃうん。

人が疲れている。
会話が減っている。
改善が止まっている。
ベテランしか分からない仕事が増えている。
技術継承が進んでいない。

そんなサイン、現場にはいくらでもある。
なんで言われないと分からんのやろ。
そんなもん、あふれてるやん。

見ろよ。
現実を。
現場を。
人を。
会社の未来を。
会社のピンチやろ?

私は難しいことを言っているつもりはない。

人が辞める前に考える。
将来を見据えて準備する。
情報を共有する。
技術を残す。

ごく普通のことやと思っている。

だから思うんです。

なんでできないんやろ。
なんでやらないんやろ。
目に見えないから?

見えないことの重要性、わかってる?

仕事って、メンタルがあってはじめてできるもんやと思う。

気持ちが折れたら、集中力は落ちる。
判断も鈍る。
ミスも増える。
品質にも影響する。
納期にも影響する。
結局、利益にも返ってくる。

会社は利益を出さないといけない。
でも、その利益を生み出しているのは誰なんやろ。
人やん。

設備を動かすのも人。
品質を守るのも人。
改善するのも人。
お客さんから信頼をもらうのも人。

だから、人のことを後回しにして、会社は成り立たないと思っています。

帰ってからも考えました。
「会社って何なんやろ。」
「経営って何なんやろ。」

考えているうちに、松下幸之助さんの考え方にたどり着きました。

「企業は人なり」

やっぱりそうなんやと思いました。

利益も。
品質も。
納期も。
全部大事です。
でも、その土台にあるのは人です。

この話は、製造業だけの話ではありません。
営業でも。
事務でも。
介護でも。
ITでも。
人が働く場所なら、きっと同じです。

それとね、AIの話もしたんです。

「ベテランの頭の中を残したいんです。」
「生産技術のサポートとして使えると思うんです。」

そんな話をした。

すると返ってきたのは、
「具体的なメーカーは?」

一瞬、意味が分からんかった。

だから、
「まだ軽く調べた段階なんで。」
って答えた。

そしたら、
「軽く調べただけでは信用できない。」

その瞬間、思った。
何様なん?

全部調べて。
メーカー比較して。
費用調べて。
導入効果まで出して。
そこまで従業員が全部やらなあかんの?
それって誰の仕事なん?

私は「AIを導入してください」と言ったんじゃない。

「こういう方法もあると思います。」

という提案をしただけ。

あとは会社が調べて、比較して、判断する話ちゃうん。

少なくとも、俺が軽く調べた情報でも、何も調べていない状態よりは前に進んでる。
実際、ベテランの知識をAIに残す仕組みを入れてる会社も、もう出てきてる。

だから思った。
甘えすぎやろ。

会社の未来を考えるのが経営なら、
調べることも、
判断することも、
その仕事の一部ちゃうん。

現場は課題を出す。
経営はその課題を調べて、判断して、会社の方向性を決める。
私はそう思ってる。

私は15年以上前から、この考え方で仕事をしてきました。
最近思いついたことではありません。
この考え方の原点になった出来事があります。
その話は、また別の記事で書こうと思います。

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