がん検診を受けていれば、必ず早期に見つかる?|がんにまつわる10の誤解 第3回

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「毎年がん検診を受けているから大丈夫」「この前の検診で異常なしだったから、心配いらない」——そう思うことがあるかもしれません。

がん検診は、対象となるがんによる死亡を減らすための大切な仕組みです。ただし、受ければ必ず早期に見つかるわけではありません。検診にできることと、できないことを知っておきましょう。

■ がん検診は、症状のない人が対象

国が勧める検診は、症状のない人を対象に、決められた種類のがんを調べます。1回の検診ですべてのがんや、がん以外の病気が見つかるわけではありません。

がんが小さいうちは検査で見つからないことがあり、検診のあと次の検診までに大きくなることもあります。そのため、適切な間隔で受け続けることが大切です。

■ 検診には不利益もあります

がんがあるのに「精密検査は不要」と判定される偽陰性、がんがないのに「要精密検査」となる偽陽性、命に関わらないがんを見つける過剰診断、検査による偶発症などがあります。「要精密検査」と判定された場合は、がんかどうかを確かめるため精密検査を受けてください。

■ 対象年齢と間隔を確認

国が推奨する検診は、胃がんが50歳以上で2年に1回、大腸がん・肺がんが40歳以上で年1回、乳がんが40歳以上の女性で2年に1回、子宮頸がんが20歳以上の女性で2年に1回です。自治体の実施方法によって例外もあるため、案内をご確認ください。

CT、PET、腫瘍マーカーなど任意の検査は、国が推奨する検診と同じように、がん検診として死亡を減らす効果が確認されているとは限りません。何を調べる検査か、異常が出た場合にどうするかを理解して選ぶことが大切です。

■ 症状があるときは、検診を待たずに受診を

気になる症状がある場合は、次の検診日を待たずに医療機関へ相談してください。症状がある人には、検診ではなく診察として適切な検査を行います。症状があるからといって、がんと決まるわけではありません。

検診を受けた人も、受けなかった人も、自分を責める必要はありません。検診の利益と限界を知り、自分に合った次の一歩を選んでください。

※一般的な情報です。ご自身の症状や検査結果については医療機関にご相談ください。

出典:国立がん研究センター がん情報サービス「がん検診について」/厚生労働省「がん検診」「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(令和8年10月7日一部改正)
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