この記事の最後に、この後お聞きすることについて
大切なことを書いています。
どうか最後までお読みいただけると嬉しいです。
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鑑定を始めた頃のことを、少しだけお話しさせてください。
村上様(仮名です。ご本人に許可をいただいてお話ししています)が、
相談に来てくださいました。
村上様は、最初、ほとんど何も話してくれませんでした。
こちらからお聞きしても、返ってくるのは短い言葉だけ。
「はい」「そうです」「……分かりません」。
私は、その沈黙の重さが分かるような気がしました。
占い師に自分の一番やわらかい部分を差し出すのは、怖いことです。
「分かったふりをされるんじゃないか」
「的外れなことを言われて、余計に傷つくんじゃないか」
「この人に話して、本当に大丈夫なんだろうか」
そう感じない方のほうが珍しいと思います。
大切な想いを抱えている方ほど、簡単には話せないものです。
私は、待ちました。
急かさず、掘り返さず、ただ村上様のそばにいました。
沈黙が続いても、こちらから話題を変えたりはしませんでした。
村上様が自分のタイミングで口を開くまで、
静かに待っていました。
時間がかかりました。
でも、その沈黙の中で、
私はずっと村上様の魂の声に耳を澄ませていました。
言葉にならないまま、胸の奥に沈んでいるもの。
それが、少しずつ輪郭を持ち始めるのを感じていました。
すると、ぽつり、ぽつりと、言葉が出てきました。
整っていない言葉。
途中で止まる言葉。
自分でも何を言いたいのか分からない、という前置きつきの言葉。
でも、そのどれもが、
村上様だけの言葉でした。
途切れ途切れの声の奥に、
ずっと一人で抱えてきた痛みがありました。
誰にも見せられなかった涙がありました。
「こんなこと言ったらおかしいと思われるんじゃないか」と、
何度も飲み込んできた感情がありました。
話している途中で、何度も「すみません」と謝られました。
謝る必要なんて、どこにもないのに。
私は、その一つひとつを、聞き漏らさないようにしました。
整っていない言葉のほうが、
整った言葉よりもずっと多くのことを教えてくれます。
途中で止まった言葉の「止まった場所」に、
村上様が一番伝えたかったことが隠れていることがあります。
鑑定が終わって3日後、
村上様が、少し迷いながら、こうおっしゃってくださいました。
「何を話しても大丈夫だった。
初めて、全部話せた気がする。」
この一言が、私の鑑定の原点になりました。
上手に話す必要はない。
正しい順番で話す必要もない。
ただ、心に浮かんだことを、そのまま差し出していただければいい。
あなたにも、そう感じていただける場所でありたい。
その想いは、今も変わっていません。
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私が鑑定をするとき、
最初にすることは"耳を澄ます"ことです。
目を閉じて、あなたとお相手の方の間にあるものに、
意識をそっと近づけていきます。
そこに何があるのか。
どんな温度をしているのか。
流れているのか、止まっているのか。
焦らず、決めつけず、
ただ、そこにあるものをそのまま感じ取ること。
華やかな演出はありません。
劇的な言葉を並べることもありません。
お二人の間に流れているエネルギーの状態を、
丁寧に、正確に視ること。
それが、神極霊視です。
鑑定の中で私がお伝えすることは、私の意見ではありません。
あなたの魂が語っていることを、
そのまま翻訳してお届けするものです。
ときには、あなた自身が気づいていなかったことが
映ることもあります。
自分では忘れていたはずの感情が、
鏡の中に静かに浮かび上がることもあります。
それは、怖いことではありません。
あなたの魂が、あなた自身に伝えたがっていることです。
私はその声を、できる限り正確に、
あなたの言葉に置き換えてお届けします。
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ここで、一つだけお約束させてください。
私にできないことが、3つあります。
1つ目は、未来を100%当てること。
未来には、あなたが何を選び、お相手が何を感じ、
お二人がどう向き合うかによって変わる部分が必ずあります。
その一つひとつが、未来の形を少しずつ変えていきます。
それを「確実にこうなります」と断言することは、
あなたの魂に対して誠実ではないと考えています。
2つ目は、お二人の関係を、私の力だけで変えること。
お二人の関係を動かすのは、最終的にはお二人自身です。
私にできるのは、
今のお二人の間に何が起きているかを照らし、
その先にある道筋を一緒に見つけることです。
3つ目は、あなたにとって都合の良いことだけを言うこと。
聞きたい言葉だけを並べるのは、簡単なことです。
「大丈夫ですよ」「うまくいきますよ」と言えば、
その場では安心していただけるかもしれません。
でも、それはあなたの魂が本当に求めているものではありません。
鑑定書の中には、
あなたの予想とは違う視点からの言葉が含まれることがあります。
読んだ瞬間に、少し戸惑いを感じる箇所が
あるかもしれません。
けれど、その一つひとつは、
あなたを傷つけるためのものではありません。
あなたの魂が前に進むために、
どうしても必要な言葉なのです。
ここまで「できないこと」ばかりをお伝えしてしまいました。
けれど、私にできることがあります。
あなたの言葉を、一つも聞き漏らさずに受け止めること。
鑑定で視えたことを、ありのままにお伝えすること。
たとえそれが、あなたの予想と違う内容であったとしても。
そして、あなたの魂が前に進むために、
最後まで一緒に歩くこと。
できないことがあるからこそ、
できることに全力を注ぎます。
あなたの魂に対して、誠実でありたい。
視えたことから目を逸らさないこと。
その上で、あなたと一緒に前を向くこと。
それが、私の鑑定の在り方です。
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この後、いくつかお聞かせいただきたいことがございます。
質問の数は、少し多いかもしれません。
答えにくいと感じるものもあるかもしれません。
「なぜこんなことを聞くんだろう」と
思うものもあるかもしれません。
すべてに答えなければいけない、ということではありません。
飛ばしていただいても構いません。
ただ、一つだけ知っておいていただきたいことがあります。
お話しいただく言葉の一つひとつが、
神極霊視の鏡を深い層まで澄ませる鍵になります。
鑑定の精度は、私の力だけで決まるものではありません。
あなたが差し出してくださる言葉によって、
鏡に映る像の鮮明さが、まったく変わってきます。
たとえば、あなたが
「こんな些細なことは関係ないかも」
と思ったエピソード。
実は、そこに鑑定の核心が隠れていることがあります。
お相手との何気ないやりとり。
ふと感じた違和感。
理由は分からないけれど、心に引っかかっていること。
そういう言葉の中にこそ、
あなたの魂が一番伝えたがっていることが含まれています。
だからこそ、お聞きしたいのです。
整った言葉でなくて構いません。
うまく説明できなくても構いません。
矛盾があっても、迷いがあっても、そのままで大丈夫です。
取り繕う必要はありません。
正解を探す必要もありません。
あなたの心に浮かんだことを、
そのまま差し出していただければ、
それが一番正確な「魂の声」になります。
どうか、心のままにお話しください。
あなたの言葉を、私は一言も見逃しません。
この後の質問の最後に、
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もしよろしければ、ひとこと添えていただけると嬉しいです。