今日、秋分を迎えました。
今日を境に、昼より夜のほうが長くなっていきます。
この時期になると、決まって増えるご相談があります。
「急に、何もやる気が起きなくなった」
「夏まではあんなに動けたのに、今は朝起きるのもつらい」
「自分が怠けているだけなのか、それとも何か滞っているのか分からない」
結論から申し上げます。
秋に速度が落ちるのは、自然なことです。
ただし、季節の減速と、本当の停滞は別のものです。今日はその見分け方を書きます。
■秋は、伸びる季節ではありません
陰陽五行では、世の中のものを木・火・土・金・水の五つの性質に分けて考えます。
五つはバトンを渡すように巡り、季節にもそれぞれ受け持ちがあります。
春は木(芽を出す)。
夏は火(伸びる、広がる)。
秋は金(実らせる、刈り取る、区切る)。
冬は水(蓄える、静まる)。
秋は、新しく広げる季節ではありません。
広げたものを収め、要るものと要らないものを分ける季節です。
夏と同じ速さで走れないのは、当たり前のことです。
むしろ秋に夏の速さを保とうとすると、無理が体に出ます。
■季節の減速と、本当の停滞の見分け方
三つだけ、確かめてください。
一、休んだあと、少しは戻るか
一日しっかり眠って、多少なりとも軽くなるなら、季節の減速のほうです。
何日休んでも同じ重さのままなら、別の理由があります。
二、特定の場面だけ重いか
仕事だけ、あるいは特定の人と会う時だけ気が重いのなら、季節ではありません。
その場所で流れが止まっています。
三、去年の秋はどうだったか
毎年この時期に同じことが起きているなら、季節の巡りに乗っているだけです。
今年だけ違うのなら、今年何かが変わったということです。
なお、眠れない日や気分の落ち込みが二週間以上続く場合は、暦の話ではありません。
医療機関にご相談ください。これは私が視る範囲の外です。
■本当の停滞は、どこかで巡りが切れています
五行の五つは、順に次を生みます。
木が火を、火が土を、土が金を、金が水を、水が木を生みます。
止まっている方を視ると、どこか一か所で、このバトンが渡っていません。
たとえば、作る力(金)はあるのに、成果や手応え(水)に変わっていない。
動いてはいるのに、次の方向(木)が見えていない。
熱意(火)はあるのに、形(土)になっていない。
どこが切れているかは、人によって違います。
そして、切れている場所が違えば、やるべきことも変わります。
ここを取り違えると、どれだけ頑張っても報われません。
このことは「頑張っているのに報われない時、原因は努力の量ではありません」にも書きました。
■秋にやるべきことは、増やすことではありません
秋は金の季節、区切りの季節です。
この時期に新しいことを足しても、根づきにくい。
代わりに、次の二つをお試しください。
一、やめることを一つ決める
続けているけれど、もう実りのないもの。
惰性で見ている画面、断りきれていない予定。
一つ手放すと、その分だけ流れる隙間ができます。
二、終わっていないものを、一つ終わらせる
途中で止まっている用事を、小さいものからでいいので片づける。
やりかけは、そこにあるだけで気を使い続けます。
冬に向かう前に、手元を軽くしておく。
それが、次の春に動くための準備になります。
■それでも理由が分からないとき
ここまで試しても重さが取れない場合、詰まっている場所が、ご自分からは見えていない可能性があります。
自分の巡りは、自分ではいちばん見えにくいものです。
毎日見ている部屋の散らかりに気づかなくなるのと、同じことです。
秋は、判断の狂いが少ない季節でもあります。
「秋分は、一年で最も判断が狂わない日」にも書いたとおり、昼と夜が釣り合うこの時期は、自分の現在地を確かめるのに向いています。
止まっていることは、悪いことではありません。
どの巡りにも、静まる時期があります。
ただ、静まる時期と、詰まっている状態は違います。
その違いだけは、はっきりさせておいてください。
玄征
何がどこで止まっているのかを知りたい方は、「停滞の根本原因を霊視|陰陽五行で読み解きます」からご相談ください。