時々振り返る、そしてまた前に進む

時々振り返る、そしてまた前に進む

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コラム
私は、散髪に訪れた理容店・美容院で、初めて担当してくださった理容師、美容師の方に、「この仕事に就こうと思ったきっかけは、何ですか?」と聞くことがあります。

担当してくださった理容師・美容師の方は、恐らく私のことを「ヤバいやつが来た」と恐怖を感じたことと思います。
皆様には、この場をお借りして、お詫び申し上げます。

私のこの唐突な質問に、皆さん本当に真摯に答えてくださいました。
「実家が理容店だったから、私もいつか実家を継ごうと思っているんです。」
「ブライダル関係で働いていた時、襟足のシェービングが美容師の資格ではできないと知ったんです。それで、理容師ならもっと役に立てることがあると思って、理容師を選んだんです。」
皆さん、本当に嬉しそうな表情で話されていて、この仕事が好きなんだなと、話を聞きながら感じたことを今でも憶えています。

ある時、私は街の通りにある理容店へ散髪に訪れました。
その理容店は、ご夫妻が営んでいる店舗で、私を担当してくださったご主人に、私はいつもの唐突な質問をしたのですが、こんなお言葉を聞くことができました。
※その節は、大変申し訳ございませんでした。
「俺には学が無いから、だから技術で食っていくって決めたんです。」

この”志”の言葉を聞いたとき、心の底から「格好いいな」と思いました。
このご主人の言葉は、今でも時折振り返って思い出すほど、好きな言葉です。


この記事を書いている2026年、気が付けば、私は金融系コールセンター・カスタマーサポートという業種で13年目になります。

私は船舶職員関係の専門学校を卒業し、船舶職員として社会人を始めましたが長く続けられず、転職を繰り返しました。

そして、そんな中で金融業界に惹かれ、無学の状態から独学で資格を取得し、現在に至ります。

私には学はありませんが、暗記という技術は得意だから、我武者羅ながらにも前に進めてこれた。
だから、理容店のご主人の言葉が、心に響いたのだと、この記事を書きながら感じております。

皆さんは、今の仕事に就こうと決めたきっかけを憶えていますでしょうか。

この記事が、自宅と職場を行き来する日々で、忘れてしまった初心、志を思い出すきっかけになれば幸いです。


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