こんばんは、心象画家の卯月螢です。
HSP気質の繊細な感覚と色彩心理の知識を大切にしながら、画家・色彩心理セラピストとして活動しています。
梅雨も明け、厳しい暑さが続いていますね。
私の絵を描く部屋にはクーラーがないので、夏場は居間に小さな机を出して制作に励んでいます。
梅雨や湿気や寒暖差で止まっていた制作も、場所を変えて心機一転!
高温多湿を甘く見てレジン硬化に失敗し、一時はどうなることかと不安になった作品が、本日無事に完成しました!
板に描いたため側面の着色をしないといけませんが、重要なレジン部分が美しく仕上がり、とても満足しています。
今回の題材は「ノウゼンカズラ」
花言葉には、勝者を称えるトランペットの形に由来する【栄光】【名声】
【名誉】そして【豊福(ほうふ)な愛情】【花のある人生】など、華やかな言葉が並びます。
ペン画の時代から花を描くのが好きでバラなども描いてきましたが、ノウゼンカズラは、色彩で表現できるようになってから特に気になる花になりました。
夏の花という印象があり、散歩の途中で必ずと言っていいほど目にする花。
この花を見ると母の田舎で遊んだ楽しい思い出が蘇り、その明るい色彩にいつも元気づけられています。
ノウゼンカズラで特徴的なのは鮮やかな橙(オレンジ)の色彩です。
オレンジ色は色彩心理において、元気、温かさ、照らす、集う、受容など、
前向きな意味を持っています。しかし一方で、トラウマという悲しい印象を表す色でもあるのです。
私にとってのオレンジ色は、「夏と母親と夕日」の記憶でした。
母は、夏の夕日が眩しい時間帯に、永遠の旅に出てしまいました。
思い違いから自分で家族と距離をとってしまい、もっと母と話せるはずの時間を自ら削ってしまったという後悔が今でも残っています。
数年間、夕日を見るたびに胸が締め付けられるような・・・悲しみの色としてオレンジは私の中に存在していたのです。
色彩心理を学び、自分の心と向き合うようになってから今年で3年。
ずっと背を向けていた出来事を「色」を通して一つずつ紐解き、受け入れていく中で、両親に対する思いも少しずつ彩りを変えてきました。
人間の意識は、必要のない記憶を見えなくさせると言います。
孤独でありながらも生き抜くために、当時の私には「後悔」という感情が必要だったのではないでしょうか。
後悔があるからこそ、「二度と同じ過ちを繰り返さない」という信念が生まれ、傷ついた経験も、目を背けたい幼い自分も、逃げずに真摯に受け止められるようになったのだと思います。
過去を見つめ直し、今の私はその経験を言葉にし、絵として表現できるようになりました。
そして色彩心理セラピストとして、
「昔の私のように、気持ちを抱え込んでしまっている人の心を癒したい!」
そんな思いを作品や言葉に込めて形にしています。
※レジンで描いた薔薇はそれぞれ花言葉と色彩心理で色を選んで描いています
花を描くとき、私は必ず花言葉を調べてから筆をとります。
受け取った言葉の意味によって、花の向きや形、色合いが自然と変化していくからです。
もちろん、花自身がその意味を理解しているわけではありません。
しかし、何かを形にするためには「目標」が必要です。
花言葉が生まれた背景は様々ですが、花を見た誰かが自分の心に合う言葉を探し、そこから意味を見出したのだとしたら、花言葉もまた、心からのメッセージと言えるかもしれません。
今回制作したノウゼンカズラは、「花のある人生」という言葉からイメージを膨らませました。
閉じた心が花開くように、新しい自分に生まれ変わるように。
自分なりの人生を夢見て、それを叶えられるようにと、色彩にたくさんの思いを込めています。
あなたには、〈今〉心惹かれるお気に入りの花はありますか?
花言葉でも、色彩でも、あなたが惹かれるものには必ず「意味」があります。
今が満たされているならその心が現れ、もし物足りなさを感じているなら、
そのきっかけを心が教えてくれているのかもしれません。
自分の未来を作る方法は、誰も教えてくれません。
誰かの真似をしても、「あの人」と同じ人生を歩むことはできないのです。
あなたには、あなた自身が選ぶ形の人生があります。
誰かの基準ではなく、「あなたがどうしたいのか」
今日の色彩が、その小さなきっかけになればとても嬉しいです。
▼気になる色から言葉を紡ぐ〈色彩心理メッセージカード〉
▼心の声を絵として形にします〈色彩心理メッセージアート〉
▼あなたの心に彩を「オーダー心象画」下記20cm丸キャンバス
※10㎝・15㎝・18㎝・20cmの4種類ございます。商品ページをご覧くださいね(他のサイズや形にご相談もお受けしています)