以前、ガチャガチャの空きカプセルを題材に、
「これは単なる廃材なのか?」
「新しい仕事の入口にならないか?」
という地域設計のアイディアを投稿しました。
当時は、空きカプセルを回収し、洗浄し、再利用することで、障害福祉事業所の新たな作業や工賃向上につながるのではないかという、机上での仮説でした。
実はこのアイディアは、先日の火曜日に実施した、かむっくとして初めての障害福祉事業所様との面談の中でお話しした提案の一つでもありました。
今回の面談では、先方が取り組まれているハンドメイド作品の魅力や付加価値を高める方法について意見交換を行いました。
そのやり取りの中で、空きカプセルを単なる廃材として扱うのではなく、作品の素材やパッケージとして活用することで、作品の見せ方や販売方法の幅を広げられる可能性があるのではないかという話題にも発展しました。
ただ、提案する以上は「できるかもしれない」という想像だけでは不十分です。
実際に実現可能なのか、現場で受け入れてもらえるのか、その裏付けを取る必要があると考え、ガチャガチャを設置しているゲームセンターや専門店へ実際に問い合わせを行いました。
その結果、興味深い回答をいただくことができました。
・その日に回収ボックスへ入った空きカプセルであれば回収可能
・事前の取り置きにも対応可能
さらに、
「売上金の回収などは難しいが、人手不足もあるため、筐体の簡易清掃や用品補充などは助かる部分もある」
というお話もいただきました。
この回答は、障害福祉事業所にとっても大きなヒントになると感じています。
多くの事業所では、
・利用者に合った作業がなかなか見つからない
・施設外就労の選択肢が限られている
・地域との接点を増やしたい
・工賃向上につながる仕事を探している
といった課題を抱えています。
一方で、店舗側には、
・人手不足で細かな作業まで手が回らない
・清掃や補充などの業務負担を減らしたい
・回収された空きカプセルの扱いに困ることがある
という困りごとがあります。
今回のヒアリングを通じて見えてきたのは、
空きカプセルの回収
↓
洗浄
↓
再利用・作品化
という流れだけではありませんでした。
むしろ、
・巡回
・簡易清掃
・用品補充
・状態確認
・報告
といった業務そのものが、新たな「仕事の粒」として成立する可能性が見えてきたのです。
つまり、
店舗の困りごとと、事業所が求める仕事をつなぐことで、新しい役割を地域の中に生み出せるかもしれない。
今までは机上の設計でした。
しかし今は、
「実際に回る仕組みとして動かせるかもしれない」
という段階まで来ています。
かむっくでは、このような現場の困りごとを起点に、
「素材・工程・役割を組み替える設計」
を行っています。
捨てられるものを資源へ。
作業を仕事へ。
困りごとを役割へ。
もし、
・新しい施設外就労を探している
・利用者の作業の幅を広げたい
・地域資源を活用したい
・地域企業との接点を増やしたい
という事業所様がおられましたら、ご相談ください。
ご要望があれば、今回ご協力いただいた店舗との接点づくりについてもお手伝いできるかもしれません。
地域に落ちている「まだ名前のない仕事」を探しながら、障害がある方たちの就労機会を広げる仕組みを考えていきたいと思います。