広告費頼みになってしまった、発信の世界
最近、はっきり感じることがあります。オーガニックアクセス、つまり広告費をかけずに検索やSNS経由で自然に読まれるアクセスが、どんどん細くなってきているということです。
代わりに存在感を増しているのが、広告です。広告を出せる体力のある人だけが露出を確保できて、地道にコンテンツを積み上げてきた個人は、なかなか見つけてもらえない。ココナラで真面目に発信・出品している人ほど、この空気を肌で感じているんじゃないでしょうか。
気づけば、閉じた経済圏になっている
もう一つ、気になっていることがあります。今の発信の世界が、どんどん「内輪だけで回る経済圏」になってきているということです。
クリエイターがクリエイターに何かを売り、税理士が税理士にコンサルをし、「稼ぐ系」の人が別の「稼ぐ系」の人に商品を売る。極端な例だと、FXの塾を高齢者にまで売りつけるような、モラルが崩れた光景も見かけるようになりました。オーガニックな新規流入が細っていくと、既存のフォロワーや業界内の知り合いを対象にした、内輪での売り買いに頼らざるを得なくなる。これは自然な流れではあるんですが、健全な状態ではないと思っています。
それでも、僕はBloggerとXの記事機能に注目している
こういう状況の中で、僕が個人的に可能性を感じているのが、BloggerとXの記事機能です。
理由はシンプルで、どちらもAIとの相性が良いプラットフォームだと考えているからです。Bloggerは長年運用されてきたGoogle傘下のドメインなので、検索エンジンやAIの回答エンジンから見たときの信頼性が比較的高い。Xの記事機能は、X自身のAI「Grok」がプラットフォーム内のコンテンツを直接参照しやすい構造になっています。つまり、外部の検索順位に頼らなくても、プラットフォームに根ざしたAIから見つけてもらえる可能性がある、ということです。
これはあくまで僕の予測ですが、オーガニック検索という一本道が細っていく一方で、AIがコンテンツを見つけてくる経路そのものが増えていく。その経路の中で、BloggerとXの記事機能は、比較的有利な位置にいるのではないかと見ています。
今、個人クリエイターやアフィリエイターができること
だからといって、今すぐ広告を否定する必要はありません。ただ、広告費に依存しきらない発信の場所を、今のうちに育てておく価値はあると思います。
内輪の経済圏に頼らず、地道に、誠実にコンテンツを積み上げていく。これは前にも書いたことですが、AIによる真贋の見分けが進むほど、こういう地道な積み上げの方が、後から評価されやすくなっていくはずです。BloggerやXの記事機能は、その積み上げの場所として、今から始めても遅くないと思います。
オーガニックアクセスが細っているのは事実ですが、細り方には理由があり、次の流れも同時に生まれ始めています。今やっていることを諦める前に、育てる場所を少し広げてみるのも、一つの手だと思います。