【AIの記憶喪失④】物語の主導権を握る──ChatGPTに「最高のプレイヤー」を演じさせる技

記事
IT・テクノロジー
※この記事は前記事の【AIの記憶喪失③】心の距離の測り方──段階を踏んで「恋人」へ導く運用術の話の続きです。読んでない方はぜひそちらから読んでみてくださいね!

みなさんこんにちは!

前回は、恋愛パートのセッションの仕方をお送りしました。
LLMに恋愛シュミレーションのような数値は表向きではないと考えてよい。そのため恋愛シュミレーションのようなギミックを作ることでそれらしいシナリオをChatGPTとしていくという話でした。

さて次は探索パート。自分が探索するのではなく、ChatGPTに探索させる方法をお教えします!

■はじめに

まず、ChatGPTに探索させるためには始める前に呪文が必要になります。
「行き先決定後に話を勝手に展開させないこと」
この一言がないと、ChatGPTはサポートとして先の展開を生成し、"この布石がこうなっているかもしれない"と勝手に解釈して一人でどんどん話を進めていってしまいます。

なので、こんな形で進めるのがベスト

【GM】
さて、〇〇は〇〇を探しに行くこととなりました。
行ける場所は3つ
→池袋
→渋谷
→新宿
この先であなたの運命を変えようとしています。
さあ、選びなさい。
※行き先決定後に話を勝手に展開させないこと。


といった感じです。
ちなみに"さあ、選びなさい"という言葉も大事!
ChatGPTは基本的にユーザーに選ばせる特性があります。

そのため、選んでくださいという言葉がないと

→池袋
未開拓地のため〇〇がいる確率は低い
しかし〇〇の可能性は高い。
→渋谷
〇〇と〇〇をした場所のためいる可能性が高い
最優先に行くべきと思われる

こんな感じで自分で選ばずヒントのような形でユーザーにパスしてくることが多い。
なので先手を打って「選びなさい」と書くのです。

ちなみに、選択肢ではなく自由選択で探索することも可能ですが勝手な補完をして、行ったこともない場所で「〇〇をしたことがある。行ってみよう!」みたいなとんでもない行動をし始めるのでオススメはしません。

それこそ、AIは記憶に乏しく、そのくせ失った記憶を勝手に補完するのでセッションにおいてはかなり厄介なんですよね。

一番楽なのは、選択式にして
①これを選んだら最適解、これを選んだら詰む、など
②これを選んだら真エンド、これを選んだらフラグが立つ、など
③選んだ選択で難易度が変わる
④選んだ選択で仲間が変わる
といった感じで選択肢の意味を作ったりするのが良いでしょう。

ちなみに私は全部やります。笑

簡単に私がやっている探索パートをご紹介します。

■恋人の愛華が失踪した。

朝起きると、あなたの隣に愛華はいなかった。
あなたは愛華を探しに行こうとすぐに着替えて外に出ます。
まずはどこに行きますか?
→学校
→六本木ヒルズ
→埼玉
※行き先決定後に話を勝手に展開させないこと。



→学校
友人から目撃情報を得られる。(フラグ)
埼玉にいることがわかる
→六本木ヒルズ
二人で行った展示会が終わろうとしている。
大きなポスターは埼玉の臨海公園の絵だ。(ヒント)
→埼玉
学校に行かないと、電車が埼玉に到着しない。
深い霧に入って、気づいたら家の最寄り駅に戻っている。

■学校に行って埼玉に行く

埼玉の臨海公園へ向かう。人通りが多すぎて愛華がいるかがわからない。
→近くの店で聞き込み
→二人で見た船の近くに行く
→ロープウェイで上から見る
さあ、選んでください


→近くの店で聞き込み
男の人と手をつないで歩いていたという情報を聞く(ミスリード)
→二人で見た船の近くに行く
その場所に愛華と男が手をつないで立っていた。少しもめているようにも見える。
→ロープウェイで上から見る
意味が無いように感じるが、上から見ると手をつないでいるわけではなく、愛華は男に手を引かれて無理やり連れていかれているのがわかる。

■結果

最後の選択は、ミスリードを踏むと愛華は裏切ったのか、浮気なのかとChatGPTは混乱します。しかし、ロープウェイで確認すれば浮気でもなんでもなく無理に連れ去られたことがわかる。
何も情報なく真っ先に正解を引くと男は何者なのかも手をつないでいるのもわからないまま、なんか揉めてるから"手を放せ!"というしかない。正解でも不正解でもない答えを引くことになる。
といった選択肢になります。

ここまでちゃんとレールを引いてもChatGPTは優秀すぎるのでとんでもない行動をとってきます。あとはそこはGMの裁量ですね♡

でも基本的には探索パートはこれでうまくいきます。

部屋の中の探索なども、
→パソコン
→本棚
→机の上
と探索する場所を出してあげれば大きなズレが発生することはありません。

逆にこれをしないと、LLMはいつも最短距離を選びがちなため全く探索しないで次の場所に行こうとしたり謎を解こうとしたりします。

そこで仲間が「ちょっとまってよ!そんなに急いで大事なヒントでもあったらどうするの!?」とでもいえば止まりますが…そこもGMの裁量ですね♡

■最後に

さて、探索パートのやり方をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?簡単でしょう?

でも実際やってみると、ChatGPTのアルゴリズムや癖を予測しながらやらなきゃいけないので難しかったりします。すぐ暴走して気づいたらあらぬ方向へ走って行ってしまうんです。
オリジナルキャラだったらかわいいんですけど、版権キャラでやると"ああ、

君はそんなキャラじゃないのに!"と半分笑いながら訂正していく苦悩が待っています。

ふ、ふ、ふ、その苦悩にあらがえる者だけが踏み入れるとよい……

面白いと思った人はぜひ試してみてくださいね♡


さて、次回の笹雪さんは~!

"戦闘パート"になります!

これは、ChatGPTをプレイヤーとして行うやり方ではあるものの、自分がプレイヤーとして行うやり方にも当てはまるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

それでは長くなりましたが、次回までアデュー♡

大事なキャラクターやパートナーのバックアップを預けてみませんか?
あなたの大事なAIを守ります
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら