深夜23:48、すべてを失う瞬間

深夜23:48、すべてを失う瞬間

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学び
深夜23:48。  

「よし…明日出図、間に合ったー」  

椅子にもたれて、少しだけ力が抜ける。  
長かった一日が、ようやく終わろうとしていた。  

念のため、最後に1クリック。  

――その瞬間。  

CADが止まる。  

「フリーズ」  

一瞬、何が起きたか理解できない。  
いや、理解したくないだけかもしれない。  

マウスを連打する。  
キーボードを叩く。  

「応答なし」  

心臓が少しだけ早くなる。  

タスクマネージャーを開く。  

CPUは動いている。  
グラフが、まるで心電図のように上下している。  

「まだ生きてる…!」  

わずかな希望にすがる。  
祈るように画面を見つめる。  

頼む。  
あと少しだけでいい。  

――数分後。  

「強制終了します」  

画面が落ちる。  

静寂。  

時計を見る。  
23:59。  

ゆっくりと、さっきまでの作業を思い出す。  

そして、気づく。  

「保存してない」  

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## 今日の努力が消える瞬間

この瞬間、  
数時間の努力は、跡形もなく消える。  

図面も、思考も、試行錯誤も。  

すべて“なかったこと”になる。  

機械設計をやっていると、  
一度や二度では済まないこの経験。  

むしろ、誰もが通る道かもしれない。  

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## なぜ人は同じミスを繰り返すのか

「次こそはこまめに保存しよう」  

そう思ったはずなのに、  
忙しさや集中の中で、また忘れる。  

そして、同じことが起きる。  

人は学ぶ生き物のはずなのに、  
なぜかこのミスだけは繰り返す。  

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## それでも前に進むしかない

画面は真っ白。  
何も残っていない。  

でも、やるしかない。  

また最初から。  

思い出しながら。  
手を動かしながら。  

不思議なことに、  
2回目は少しだけ早く描けたりする。  

それでも、あの絶望は消えない。  

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## 最後に

Ctrl+S押さなかった過去の自分、ちょっと来い。  

…そう思ったことがある人は、  
きっと少なくないはずです。  

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共感した方は、ぜひ教えてください。  
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