働き方改革で楽になったはずなのに、なぜ機械設計は“無理ゲー”のままなのか

働き方改革で楽になったはずなのに、なぜ機械設計は“無理ゲー”のままなのか

記事
ビジネス・マーケティング
昔、こんなCMがありました。

「リゲイン飲んで、24時間働けますかー🎵」

当時はそれが“当たり前”でした。
終電?関係ない。
むしろ会社に泊まる準備をしている人もいたくらいです。

機械設計の現場でも同じでした。

納期は絶対。
トラブルが出たら徹夜で対応。
図面が終わらなければ帰れない。

とにかく“時間で殴る”世界。


そして今。

「残業禁止Day」
「8時間以内で終わらせましょう」

一見すると、すごく良くなっています。
実際、身体的には楽になりました。

でも――

本質は変わっていません。


■ 無理ゲーはそのまま

・納期は変わらない
・仕様変更は減らない
・現場からの急な指摘もなくならない

なのに、

使える時間だけが減った。

つまり、ゲームでいうと
難易度そのままで制限時間だけ短くなった状態です。


■ 昔は「体」が壊れた

長時間労働。
寝不足。
疲労の蓄積。

とにかくフィジカル勝負。

「頑張れば終わる」
そんな時代でした。


■ 今は「頭」が壊れる

時間がない中で

・効率を求められる
・ミスは許されない
・でも考える時間も足りない

結果、

常に頭の中でタスクが渋滞している状態になります。

終わらない設計
迫る納期
鳴り続けるチャット

気づくと、何を優先すべきか分からなくなる。


■ どっちが良いか?

正直に言うと――
どっちもキツいです。

昔は身体が削られ
今は思考が削られる

形が変わっただけで
“無理している本質”は変わっていない。


■ じゃあどうするか

ここからが重要です。

昔と同じやり方のまま
時間だけ減らしたら、当然破綻します。

だから必要なのは

「頑張り方を変えること」


例えば

・完璧を目指しすぎない
・初期段階で荒く全体を見る
・現場・営業と早めにすり合わせる
・“後戻り”を減らす設計を意識する

つまり、

時間内で終わる設計に進化させること


■ 最後に

働き方は確かに変わりました。

でも、

現場の難しさは何も変わっていません。

だからこそ、

昔のやり方にしがみつくのではなく
新しいやり方にアップデートする必要があります。


昔は体が壊れて
今は頭が壊れる。

それでも、

設計という仕事は面白い。

だから今日もまた、
無理ゲーに挑み続けています。


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