機械設計あるある|標準化しようとして標準化できない

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機械設計あるあるです

仕上げ記号のルールが決まらない理由

「仕上げ記号の基準、そろそろ決めましょう」

そんな一言から始まった打ち合わせ。


A
「Ra表記がいいと思います」

B
「前の会社では▽でしたね」

C
「設計者に任せればいいんじゃないですか?」


あーだこーだ、議論は続く。

結局、

上司
「今日は決まらないので、次回にしましょう」


そして1週間後。


A
「Ra表記がいいと思います」

B
「前の会社では▽でしたね」

C
「設計者に任せればいいんじゃないですか?」


……デジャヴ。


■ なぜ決まらないのか?

こういう“標準化の会議”が決まらない理由はシンプルです。

① 全員が「正しい」ことを言っている
• Ra表記 → 国際規格で合理的
• ▽記号 → 現場に馴染みがある
• 任意 → 柔軟で効率的

どれも間違っていない。

だからこそ、決めきれない。


② 「過去の成功体験」がぶつかる

人は、自分がうまくいったやり方を信じます。
• 前の会社で問題なかった
• 今までこれでやってきた
• トラブルになったことがない

この積み重ねが、意見の衝突を生みます。


③ 決める“基準”がない

本来決めるべきは「表記」ではなく、
• 誰のための図面か
• 加工者にとって分かりやすいか
• 品質を安定させられるか

ですが、その“判断基準”がないまま議論している。

だから、永遠に平行線になります。


■ 現場で起きている本当の問題

ルールがない状態で何が起きるか。
• 図面ごとに表記が違う
• 外注が混乱する
• 品質にバラつきが出る
• 無駄な確認が増える

つまり、

「設計の都合」が「現場のムダ」になる。


■ 解決のヒント

完璧なルールを目指す必要はありません。

重要なのはこの3つです。

① まず“暫定ルール”でいい

完璧を目指すと決まりません。
7割でいいので決める。


② 「例外OK」を明文化する

すべてを縛ると現場が苦しくなる。
「基本はこれ、例外は理由を書く」で十分。


③ “誰のためか”で決める

設計者のためではなく、

👉 加工者が迷わないか?

ここを軸にすると一気に決まります。


■ まとめ

仕上げ記号の会議は、こうなりがちです。
• 意見は出る
• 正論もある
• でも決まらない

そして繰り返される。


👉 ルールを決める会議が、一番ルールがない


こういう“あるある”は、実は組織の本質を表しています。

あなたの会社では、ちゃんと決まっていますか?



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