困難校で働きながら、私は夜に大学院へ通った

困難校で働きながら、私は夜に大学院へ通った

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学び
1校目の学校を経験した後、私は2つ目の学校へ異動しました。

そこも、いわゆる困難校でした。

1校目とはまた違った意味で、緊張感のある学校でした。

謹慎中の生徒に教科書を届けたことがあります。

教科書を適当な入れ物がなかったので、ビニールのゴミ袋に入れて、謹慎している部屋へ持っていきました。

すると、その生徒は突然、椅子を倒して部屋を出ていきました。

何が起こるかわからない。

そんな緊張感の中で、私は教師を続けていました。

でも、そんな毎日の中で、私は少しずつ別のことを考えるようになっていました。

「私は、もっと教育について学びたい。」

目の前の生徒にどう対応するか。

なぜ、この生徒はこういう行動をするのか。

教師として、もっと生徒を理解するためにはどうしたらいいのか。

現場で経験するだけではなく、理論的にも学んでみたいと思うようになったのです。

そして私は、働きながら修士課程に進むことを決めました。

昼間は学校で教師として働く。

そして、夜は大学院へ行く。

仕事を終えてから大学院へ向かい、そこで英語教育について学びました。

決して楽なことではありませんでした。

でも、私にとって大学院は、単に学位を取るための場所ではありませんでした。

困難な学校現場で感じていた、

「なぜ、うまくいかないのだろう」

「どうすれば、生徒にもっとよい指導ができるのだろう」

という問いを、別の角度から考える場所でした。

振り返ってみると、現場での経験が、私を大学院へ向かわせたのだと思います。

そして、このときに始めた学びが、その後の博士課程、TESOLの研究、そして定年退職後の大学教員へとつながっていくことになります。

あの頃の私は、まだそんな未来を知りませんでした。

ただ、

「もっと学びたい」

その気持ちだけは、はっきりしていました。

次回は、なぜ私は博士課程へ進むことになったのかを書きたいと思います。
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