「敷金から引きます」と言われたら要注意|退去時に最初に確認すべき順番
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退去時に、
管理会社や大家さんから
こんな言葉を言われたことがある人も多いと思います。
「これは敷金から引かれますね」
その瞬間、
反射的に
「そういうものなのかな」
と受け入れてしまう。
そして、そのまま数万円が消えていく。
でも、
本当に確認すべきなのは、
その請求内容ではありません。
① まず見るべきは「請求書」ではない
最初にやってしまいがちなのが、
請求書の金額だけを見て
高い・安いで判断してしまうこと。
でも、
金額の前に確認すべきものがあります。
② 次に見るのは「契約書」
敷金から何かを差し引くには、
根拠が必要です。
その根拠が書かれている可能性があるのが、
契約書。
特に見るべきなのは、
・敷金に関する条項
・退去時の費用負担
・特約の有無
ここを見ずに
「引かれます」と言われても、
それが妥当かどうかは判断できません。
③ 特約があるかどうか
契約書に
「退去時は〇〇費用を借主負担とする」
といった特約が書かれている場合もあります。
ただし、
書いてあれば何でも有効
というわけではありません。
以前の記事でも触れた通り、
特約には
有効・無効の考え方があります。
④ 最後にガイドラインで位置づけを確認する
契約書と特約を確認した上で、
それでも判断に迷う場合。
ここで使うのが
原状回復ガイドラインです。
ガイドラインは、
「誰が負担するのが妥当か」
その考え方を整理するための基準。
請求内容が
通常使用なのか、
借主の責任なのか。
この位置づけを確認します。
⑤ まとめると、確認の順番はこの4つ
1.請求書の金額を見る前に
2.契約書を確認する
3.特約があるかを見る
4.ガイドラインで考え方を整理する
この順番を踏むだけで、
「何となく受け入れる」状態から、
「考えて判断する」状態に変わります。
敷金の話は、
感情ではなく、
順番で考える。
これが一番のポイントです。
次回予告
「それでも話が噛み合わないとき、どうすればいい?」