「私は人見知りだから」
「私は飽きっぽいから」
「私は何をやっても続かない」
そんなふうに、自分のことを決めていることてありませんか?
自分の性格について、一度そう思うようになると、その後の出来事も、
「やっぱり私はそういう人なんだ」
と受け取ってしまうことがあります。
例えば、
何かを始めても途中でやめてしまった。
すると、「私は飽きっぽい性格だから」と思う。
人前でうまく話せなかった。
すると、「私は人付き合いが苦手だから」と思う。
新しい環境になかなか馴染めなかった。
すると、「私は変化が苦手だから」と思う。
もちろん、本当にそういう傾向がある場合もあります。
でも、一つ気になることがあります。
その「私はこういう人」というイメージは、本当に今の自分を表しているのでしょうか?
人は、自分について何度も同じ言葉を使っているうちに、その言葉を「自分そのもの」のように感じることがあります。
「私はこういう性格」
と決めてしまうと、それに合わない自分の部分が見えにくくなることもあります。
例えば、
「人見知りだから、人と関わるのが苦手」
と思っている人でも、
本当に信頼できる相手とは、とてもよく話せるかもしれません。
「飽きっぽい」と思っている人も、
興味のあることには何年も夢中になっているかもしれません。
「優柔不断」だと思っている人も、
実は、いろいろな可能性を考えてから慎重に決めるタイプなのかもしれません。
同じ行動でも、見方を変えると意味が変わります。
虹彩リーディングでも、その人の性質を一つの言葉だけで判断することはしません。
虹彩から見えるさまざまな特徴を重ねながら、
「どんな場面で、その性質が出やすいのか」
「どんな環境なら、その人らしさが自然に出るのか」
というところまで考えていきます。
例えば、「慎重」という性質があったとしても、
それが常に弱点になるわけではありません。
大きな決断をするときには、その慎重さが自分を守ってくれることがあります。
反対に、慎重さが強く出すぎると、
「考えすぎて動けない」
という状態になることもあります。
つまり、性質そのものよりも、
その性質がどんな場面で、どんな形で表れているのか
を見ることが大切なのだと思います。
これは、自分自身について考えるときにも同じです。
「私はこういう人だから」
と決めるのではなく、
「私は、どういうときにこうなりやすいんだろう?」
と考えてみる。
それだけで、自分の見え方が少し変わることがあります。
もし、
・自分の性格を悪い方向に決めつけてしまう
・「どうせ私はこうだから」と諦めることがある
・昔から自分は変わらないと思っている
・自分の可能性を自分で狭めている気がする
そんなことがあれば、一度その言葉を疑ってみてもいいかもしれません。
「私は飽きっぽい」
ではなく、
「私はどんなことなら長く続けられるんだろう?」
「私は人付き合いが苦手」
ではなく、
「どんな人といると、自然な自分でいられるんだろう?」
「私は自信がない」
ではなく、
「どんな場面なら、自分の力を出せるんだろう?」
そんなふうに質問を変えてみる。
すると、「自分にはないもの」ではなく、
「自分には、こういうものがある」
という方向へ目を向けられるようになります。
自分を知るということは、
自分に名前をつけることではありません。
「私はこういう人」と決めてしまうことでもありません。
むしろ、
自分を決めつけていた言葉を、一度外してみること。
そこから見えてくる自分もあります。
これまでの人生で、
「私はこういう人間だ」
と思うようになったきっかけは、もしかすると一つの出来事だったかもしれません。
誰かから言われた言葉だったかもしれません。
失敗した経験だったかもしれません。
何度か繰り返した出来事だったかもしれません。
でも、その経験があなたのすべてを決めるわけではありません。
人は環境によっても変わります。
経験によっても変わります。
年齢を重ねることでも変わります。
だから、
「昔の私はこうだった」
ということと、
「今の私はこうだ」
ということは、同じとは限りません。
もし最近、
「前の自分とは少し違う気がする」
と感じることがあるなら、それも大切な感覚かもしれません。
変わった自分を、
「昔と違うからおかしい」
と戻そうとする必要はありません。
もしかすると、それは今まで知らなかった自分が出てきたということなのかもしれません。
前回は、
「本当の自分」と「社会の中で作った自分」
について考えました。
人との関わりの中で身につけてきたものも、もちろん自分の一部です。
ただ、その中にはいつの間にか、
「私はこういう人」
という思い込みになっているものもあります。
だからこそ、自分を知るときには、
「これが私」
と答えを出すことより、
「本当にそうなのかな?」
と問い直してみることも大切なのだと思います。
あなたにも、
「私はこういう人だから」
と、ずっと思っていることはありませんか?
もしあれば、
「それは、いつからそう思うようになったんだろう?」
と、一度振り返ってみてください。
そして、
「それとは違う自分を見せたことはなかったかな?」
と考えてみる。
もしかすると、今まで「例外」だと思っていた自分の姿のほうが、これからの自分を知るヒントになるかもしれません。
自分は、思っているよりずっと一面的ではありません。
いろいろな自分がいて、
そのどれもが、自分の一部です。
次回は、
「自分では当たり前すぎて気づかない魅力」
について考えてみたいと思います。
自分にとっては普通のこと。
だからこそ、自分では価値に気づけない。
そんなところに、その人だけの魅力が隠れていることがあります。
今日もありがとうございました^^
Nagi