「そんなに考えなくてもいいことなのに、ずっと頭から離れない」
そんなことはありませんか?
誰かの何気ない一言を何度も思い返したり、
「こう言えばよかったかな」
「嫌な思いをさせてしまったかな」
「もしこうなったらどうしよう」
と、まだ起きていないことまで考えてしまう。
考えれば考えるほど答えが見つからなくなって、気づけば心まで疲れている。
そんな経験をしたことがある人も多いと思います。
でも、「考えすぎる」ということは、必ずしも悪いことではありません。
慎重に物事を考えられる。
先のことを想像できる。
相手の気持ちを考えられる。
失敗しないように準備できる。
こうした力の裏側に、「考えすぎるクセ」があることもあります。
つまり、
考えすぎることそのものが問題なのではなく、
考え方のクセが強く出すぎてしまうことが、
心の負担につながる場合があるのです。
虹彩リーディングでも、性格を単純に「考えすぎる人」と決めつけるのではなく、
「どんなことに意識が向きやすいのか」
「物事をどう受け止めやすいのか」
といった傾向を重ねながら、その人の思考の特徴を見ていきます。
例えば、周囲への意識が強い人なら、
「相手はどう思っただろう」
と、人の反応を何度も考えてしまうかもしれません。
慎重さが強い人なら、
「失敗したらどうしよう」
と、起こる可能性のあることを先回りして考えることもあります。
どちらも、その人の中にある大切な性質です。
ただ、それが強くなりすぎると、
「考えているのに、何も前に進まない」
という状態になることがあります。
ここで大切なのは、
「考えすぎないようにしよう」
と無理に思考を止めることではありません。
むしろ、
「私は、何をそんなに考えているんだろう?」
と、一度立ち止まってみることです。
例えば、
「嫌われたかもしれない」
と考えているなら、
本当に嫌われたという事実があるのか。
それとも、
「嫌われたらどうしよう」
という不安を考えているのか。
「失敗するかもしれない」
と思っているなら、
実際に失敗する可能性を考えているのか。
それとも、
失敗したときの自分を想像して怖くなっているのか。
ここを分けて考えるだけでも、頭の中が少し整理されることがあります。
考えすぎる人は、頭の中で起きていることを「現実」と同じように感じてしまうことがあります。
だからこそ、
「これは事実なのか、それとも私の想像なのか」
と確認してみる。
それだけでも、自分の思考と少し距離を取ることができます。
もし、
・人の言葉を何度も思い返してしまう
・まだ起きていないことまで心配する
・決断するまでに時間がかかる
・考えれば考えるほど不安になる
・頭を休めたいのに考え続けてしまう
そんなことがあるなら、
「考えすぎる自分はダメだ」
と責める前に、
「私は何を大切にしたくて、こんなに考えているんだろう?」
と考えてみてください。
失敗したくないのは、きちんとしたい気持ちがあるからかもしれません。
人を傷つけたくないのは、相手を大切にしているからかもしれません。
後悔したくないのは、自分の人生を真剣に考えているからかもしれません。
そう考えると、「考えすぎるクセ」の中にも、その人らしさが見えてきます。
自分のクセを知ることは、それを無理に消すことではありません。
「この力は、どんなときに役に立って、どんなときに自分を疲れさせるのか」
を知ること。
それが分かれば、
「今は考える時間にしよう」
「ここから先は考えなくてもいい」
と、自分で選べる場面も増えていきます。
前回は、同じような悩みを繰り返してしまう理由について考えました。
そこにも、一人ひとり違った思考や行動のパターンがあります。
今回の「考えすぎるクセ」も、その一つです。
自分のクセを知ることは、自分を縛るためではありません。
むしろ、
自分を少し楽に扱うための説明書を、自分自身で作っていくようなもの
なのかもしれません。
あなたは、どんなことを考えすぎてしまいますか?
人の気持ちでしょうか。
未来のことでしょうか。
それとも、自分自身のことかもしれません。
もし思い当たることがあれば、
「私はなぜ、そこまで考えてしまうんだろう?」
と、少しだけ自分に問いかけてみてください。
その答えの中に、あなたが大切にしているものが隠れているかもしれません。
次回は、
「大丈夫」と言ってしまう心の奥について考えてみたいと思います。
本当は大丈夫ではないのに、つい「大丈夫」と答えてしまう。
そこにも、自分では気づきにくい心の動きがあるのかもしれません。
今日もありがとうございました^^
Nagi