「長く接客の仕事をしてきたけれど、職務経歴書に書ける実績が思いつかない」
「個人の売上目標がなかったので、自己PRが書けない」
40代・50代で久しぶりに転職活動を始める方からも、こうしたお悩みを伺います。
数字があれば、担当した仕事の規模や成果を伝えやすくなります。ただ、売上や受賞歴だけが、経験を伝える材料ではありません。普段の仕事で何を確認し、どのように対応してきたかを、一つの場面から整理してみましょう。
■まずは「5行メモ」を埋めてみる
下の5行をコピーして、思い出せるところだけ書いてみてください。文章を整える必要はありません。
①担当していた仕事:
②よく聞かれたこと・困りやすかった場面:
③対応するときに確認していたこと:
④自分が実際に行っていた工夫:
⑤応募したい仕事で生かせそうなこと:
全部を埋めなくても大丈夫です。「毎日やっていたので当たり前」と感じることも、そのまま書いてみてください。
■記入すると、経験のどこが見えてくるか
以下は書き方を説明するための架空の例です。実際のお客様の経歴ではありません。
①担当していた仕事:
店頭での商品案内、レジ、商品補充。
②よく聞かれたこと・困りやすかった場面:
似た商品が並ぶ中で、どれを選べばよいか相談されることがあった。
③対応するときに確認していたこと:
使う場面、ご予算、特に気にしていること。
④自分が実際に行っていた工夫:
ご要望を聞いてから候補を絞り、商品の違いを比較して説明していた。
⑤応募したい仕事で生かせそうなこと:
相手の要望を確認し、必要な情報を分かりやすく伝えること。
このメモを基にすると、「接客を担当」「丁寧に対応」だけでは見えなかった、仕事の進め方が伝わります。
■自己PRへ整理した例
「店頭での商品案内では、用途やご予算、気にされている点を伺ったうえで候補を絞り、商品の違いを比較して説明してきました。相手が何に迷っているかを確認し、必要な情報を分かりやすくお伝えすることを大切にしています。」
これも、上の架空のメモを整理した例です。そのまま自分の経歴として使わず、実際の経験に置き換えてください。応募先が決まったら、その仕事で求められる対応とつながる経験を選び直します。
事務職へ応募する場合も、接客経験をそのまま事務経験と書くことはできません。受発注、伝票確認、データ入力、社内外との連絡など、実際に担当した業務があれば、それぞれ分けて整理しましょう。
■数字がないときに、足さなくてよいこと
売上を伸ばした、ミスをゼロにした、時間を半分にしたなど、確認できない成果を加える必要はありません。
件数や担当人数を思い出せる場合も、記録や記憶に基づいて説明できる範囲にします。思い出せない数字を無理に入れるより、担当範囲や具体的な行動を事実に沿って書くことを大切にしてください。
■メモのまま相談したい方へ
私は国家資格キャリアコンサルタントとして、人材会社での採用・求職者支援、転職スクールのトレーナー経験をもとに、応募書類づくりを支援しています。
基本サービスでは、仕事内容をテキストで伺い、履歴書と職務経歴書を作成します。書類がまだない方もご相談いただけます。
履歴書・職務経歴書をゼロから採用目線で作ります
基本9,000円、職歴5社まで、Word納品、修正2回。初稿は必要な情報が揃ってから3〜5日が目安です。応募企業1社に合わせた個別調整は追加3,000円です。詳しい範囲・追加料金・納期はサービスページをご確認ください。
購入前は、次のような短いメッセージでも構いません。
「販売職から〇〇職への転職を考えています。書類はまだありません。提出希望日は〇月〇日です。売上の数字は手元にありませんが、仕事内容のメモから作成をお願いできますか。」
希望職種や提出日が未定であれば、「未定」で大丈夫です。氏名や勤務先などを伏せた状態でも、対応可否と必要なサービスをご案内できます。書類の作成は、有料サービスとして承ります。