後輩と一緒に、ある業務に取り組む機会がありました。
わからないところがあるというので、横で一緒に考えながら進めていきました。
業務後に声をかけられ、その場で振り返りの話が始まりました。
時間も限られていたので、相手のためにも「短い時間でポイントだけ伝えてあげよう」と思いながら話しました。
けれど、やってみると想像以上に難しかったのです。
どこを押さえればいいのか。
どこが本当に分からないのか。
その“内側”がつかめていないままでは、いくら短くまとめようとしても言葉が宙に浮いてしまう。
こちらが急いで要点を伝えようとすればするほど、相手の理解と噛み合わない感覚が残りました。
後輩に質問しても、返ってくる答えはどこか曖昧で、
おそらく本人も「どこを押さえればいいのか」を私に聞きたかったのだと思います。
このとき感じたのは、相手の“理解度”や“つまずき方”といった内側の状態をつかめていないと、こちらの説明の軸が定まらないということです。
表面の行動だけを見て「ここが違う」「こうすればいい」と言うことはできます。
でも、それでは本質的なサポートにはならない。
相手が何に迷っているのか。
どこで止まっているのか。
何が不安なのか。
その“内側”を知らないままでは、伝える内容も、伝え方も、どこか宙に浮いてしまう。
その感覚を、今日の場面が自然と教えてくれました。