願い続ける人は、いつまでも願い続けることになる。
なぜなら、
願っている状態とは、
まだ叶っていない自分を前提にし続けている状態だからです。
どれだけ強く願っても、
その前提のままでは、現実は変わりません。
ここで必要になるのが、
本当の意味での「気付き」です。
ただし、この気付きは、新しいことを知って、
「なるほど」と頭で理解するようなものではありません。
ある瞬間に、こう気付いてしまうことです。
「自分は、まだ叶っていないという前提で、ずっと願い続けていたのか」
このとき、その人のこれまでの流れが止まります。
それまで当たり前だったものが、
当たり前ではなかったと見えてしまう。
そしてここから先に進むために、
もうひとつ、どうしても必要なものがあります。
それが、自分を客観的に直視する勇気です。
本当の気付きは、
優しいものではありません。
むしろ、
見たくなかった自分
認めたくなかった自分自身をちっぽけなものと思うその前提
無意識に握っていた思い込み
それらが、そのまま現れます。
ここで目を逸らせば、
人はまた元の流れに戻ります。
しかし、そこで一歩踏みとどまり、
「こんな自分だったのか」
と、感情を挟まずに見たとき、
初めて人はニュートラルに戻ります。
ニュートラルとは、
・正しい、間違っている
・良い、悪い
・できている、できていない
といった評価から一度離れた状態です。
この状態に入ったとき、人は初めて、
自分を客観的に見ることができるようになります。
そして、本当の意味での評価ができるようになるのです。
ここでの評価は、自分を責めることでも、肯定することでもありません。
ただ事実として、「自分はこういう前提で生きていた」と、
冷静に受け止めることです。
真の気付きが起きたとき、
人はそこに感情的な反応を起こしません。
驚きはあっても、否定も、言い訳もなく、ただ、冷静に理解しているのです。
そしてその状態だからこそ、初めて決断ができるのです。
このまま進むのか。
それとも、違う方向へ進むのか。
願い続ける人と、
現実を変えていく人の違いは、ここにあります。
前者は、前提に気付かず、同じ流れの中で願い続け、
後者は、気付き、立ち止まり、自分を直視し、そこから選び直す。
この一連の流れこそが、人生の転換点です。
だからこそ、
ここで言う「気付き」を得るということは、
単に新しい視点や知識を得るというレベルの話ではありません。
自分を直視し、ニュートラルに戻り、
新たな方向へ進む決断ができる状態に入ることです。
もし今、
同じ願いを繰り返していると感じるなら、
一度だけ立ち止まってみてください。
「自分は、自分という人間をどんな前提で定義し、この願いを持っているのか」
その問いの先で訪れる、
「こんな自分だったのか」という気付き。
それが、すべての出発点になります。
そしてもし、
一人では見えない深さまで知りたいと感じたなら、
その気付きを引き出すサポートも行っています。
答えを与えられるのではなく、あなた自身が気付く。
そこからしか、本当の変化は始まらないからです。
Ark of Time