営業リストを買う前に確認したい5つのこと(売る側なので正直に書きます)

営業リストを買う前に確認したい5つのこと(売る側なので正直に書きます)

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ビジネス・マーケティング
営業リストを売っている側の人間です。そのうえで、買う前に確認したほうがいいことを書きます。自分の首を絞める話も混ざりますが、買ってから揉めるほうがお互い損なので先に書きます。

【1. 件数は「社数」か「行数」か】

ここが一番ズレます。

同じ会社が複数回登場するデータは珍しくありません。補助金の採択企業リストを作ったとき、私は最初に119,937件という数字を出しました。ところが数え直すと、実際の社数は72,855社でした。同じ会社が複数の公表ファイルに載っていたためです。

差は26,940件、率にして22%です。行数を社数として書けば、そのまま2割の水増しになります。

買う前に「その数字は社数ですか、行数ですか」と聞いてください。答えられない売り手のデータは、たぶん数え直されていません。

【2. 電話番号は「入っている」だけでなく「使える」か】

厚生労働省の介護事業所データを整えたとき、電話番号の欄に全角の数字が10,580件ありました。全角のままだと、Excelでも顧客管理システムでも電話番号として扱えません。

さらに、電話番号の欄に「休止中」「ケアマネの携帯へ」といった文字列が入っている行もありました。数字が途中で切れているものもあります。合わせて108件でした。

「電話番号100%」と書いてあっても、そのうち何件がそのまま架電できる形かは別の話です。可能なら見本を見せてもらってください。

【3. ホームページのアドレスは開けるか】

同じデータで、ホームページの欄に問題があったのは8,945件でした。「なし」「作成中」といった文字列、先頭の通信方式が抜けているもの、全角で書かれているもの、ドットとスラッシュを打ち間違えているもの。

フォーム営業を前提に買うなら、ここは効きます。件数の中身が、実際に開けるものなのかを確認してください。

【4. 出どころとライセンス】

これは買い手側のリスクに直結します。

私が扱っているのは、国や自治体が公表しているオープンデータだけです。たとえば介護事業所のデータはCC BY 4.0で、出典を書けば営利目的の二次利用も再配布も認められています。

一方、民間のポータルサイトから集めたデータは、規約と再配布の可否が明確でないことがあります。買ったデータをどう使うかは買い手の責任になりますので、出どころは聞いておいたほうがいいです。

なお、出典表示が必要なライセンスの場合、あなたがそのデータを再配布するときにも表示が要ります。

【5. 何が入っていないか】

入っているものは書いてあります。入っていないものは書かれないことが多いです。

私が扱っている公的データには、メールアドレスと担当者名が入っていません。公表されていないからです。この一点で用途が変わる方もいるはずなので、私は出品の本文に先に書いています。

「メールアドレスは入っていますか」「担当者名はありますか」「いつ時点のデータですか」。この3つは聞いておいて損がありません。

【最後に】

ここまで読んで「自分で公開データから作れそうだ」と思われたなら、そのほうが安上がりです。厚生労働省や中小企業庁のオープンデータは無料で、誰でも落とせます。

私が売っているのは、上に書いた作業を済ませた状態です。件数は納品するCSVから数え直して機械で照合しているので、書いてある数字と中身は一致します。

判断はご自身でどうぞ。ご質問はメッセージでお受けします。
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