本音は、「これがしたい!」より「これは少し違う」から見つかることがあります

本音は、「これがしたい!」より「これは少し違う」から見つかることがあります

記事
コラム
「あなたは、本当はどうしたい?」

そう聞かれると、

少し困ってしまうことがあります。

「これがしたい!」

「こうなりたい!」

「私は、この道に進みたい!」

そんなふうに、

はっきり答えられる人を見ると、

自分には本音がないような気がしてしまう。

「私は何がしたいんだろう。」

「本当は、どう生きたいんだろう。」

一生懸命考えても、

なかなか答えが出てこない。

そんなことがあります。

でも、

本音は、いつも「これがしたい!」
という強い希望の形で現れるとは限りません。

むしろ、

「これは、ちょっと違う気がする。」

そんな小さな感覚から、

少しずつ見えてくることもあるのだと思います。

たとえば、

仕事のこと。

「どんな仕事がしたい?」

と聞かれても、

すぐには分からない。

でも、

「毎日、時間に追われる働き方は疲れる。」

「一人で黙々と取り組む時間は好き。」

「人と関わる仕事は嫌いじゃないけれど、ずっと気を張るのはつらい。」

そんなことなら、

少しずつ分かるかもしれません。

恋愛でも同じです。

「どんな人と付き合いたい?」

と聞かれても、

理想の相手をうまく説明できない。

でも、

「いつも相手の顔色をうかがう恋愛は疲れる。」

「連絡が来ないたびに不安になるのは苦しい。」

「何でもない話をして笑える時間は好き。」

そんな気持ちは、

見つかることがあります。

それは、

まだ大きな答えではないかもしれません。

でも、

自分が何を大切にしたいのかを知る、

小さな手がかりにはなるのだと思います。

今週は、

そんな「自分の本音」について、

いろいろなお話をしてきました。

好きなのか、

離れるのが寂しいだけなのか。

仕事を辞めたいのに、

いざ辞められると思うと怖くなる。

人の希望はすぐに考えられるのに、

自分の希望を聞かれると分からなくなる。

そして、

本音を見つけようと頑張るほど、

余計に分からなくなってしまう。

そんな気持ちを、

一つずつ見てきました。

でも、

今週ずっとお伝えしたかったのは、

「早く本音を見つけましょう。」

ということではありません。

むしろ、その反対です。

本音を、急いで一つの答えにまとめなくてもいい。

好きな気持ちも、

寂しい気持ちもある。

辞めたい気持ちも、

怖い気持ちもある。

今の場所を離れたいけれど、

大切に思っているものもある。

そのどれか一つだけが本音で、

ほかは間違いというわけではないのだと思います。

人の気持ちは、

一つの言葉では説明できないことがあります。

だから、

「私は本当はどうしたい?」

という質問が難しいときは、

少し質問を変えてみてもいいのかもしれません。

「今、何が少し苦しい?」

「どんな時間は、心地よい?」

「何をしているとき、無理をしている感じがする?」

「どんなとき、少し安心できる?」

そんな問いかけなら、

今の自分にも答えられることがあるかもしれません。

そして、

答えが見つからなければ、

今日は分からないままでもいい。

昨日の記事では、

「どっちでもいい」が本音の日もある、

というお話をしました。

本当に、

そういう日もあると思うんです。

何でもかんでも、

自分の希望をはっきりさせなくてもいい。

「今日は決めてもらいたい。」

「今は考えたくない。」

それだって、

自分の気持ちです。

大切なのは、

いつも明確な答えを持つことではなく、

自分が感じていることを、最初からなかったことにしないこと。

なのかもしれません。

先週は、

「違和感」についてお話ししました。

なんとなく嫌。

なんか違う。

理由は分からないけれど、

少し引っかかる。

そんな感覚を、

すぐに正解や間違いにしなくてもいい。

今週は、

その小さな感覚の中に、

自分の希望が見えてくることもある、

というお話でした。

「これは少し違う。」

そう感じたからといって、

すぐに何かを変える必要はありません。

でも、

「じゃあ、私はどんな状態なら心地よいんだろう。」

と考えてみる。

そこから、

少しずつ自分の輪郭が見えてくることがあります。

本音は、

どこか遠くにある特別な答えではなく、

毎日の中で感じている、

小さな気持ちの積み重ねなのかもしれません。

「これがしたい!」

とはっきり言えなくても大丈夫。

「これは少し違う。」

「こっちのほうが楽。」

「この時間は好き。」

そんな小さな声に、

少しずつ耳を傾けてみる。

そして、

いつか何かを選ぶとき、

その小さな気持ちを思い出してみる。

自分の本音は、無理に探し出すものではなく、
自分の気持ちを大切にしていく中で、
少しずつ見えてくるものなのかもしれません。

🌿ポイント

・本音は、「これがしたい!」という強い希望だけではなく、
「これは少し違う」という感覚から見えてくることもあります。

・複数の気持ちがあるとき、
無理にどれか一つだけを本音と決めなくてもいいのだと思います。

・大きな答えを急ぐより、
日常の小さな「好き」「嫌」「安心する」を大切にする方法もあります。


鑑定でも、

「自分が本当はどうしたいのか分からない。」

というご相談をいただくことがあります。

そんなときも、

一つの答えを決めつけるのではなく、

持って生まれた性質や心の癖、今の流れを読み解きながら、
ご自身の気持ちを一緒に整理していきます。

まだ答えが出ていなくても大丈夫です。

今の自分を少し知るための時間として、
鑑定を使っていただけたら嬉しく思います。




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