変わることより、『もう無理をしなくていい自分』に戻っていく

変わることより、『もう無理をしなくていい自分』に戻っていく

記事
コラム
「変わりたいです。」

鑑定でお話を伺っていると、

そんな言葉を聞くことがあります。

もっと強くなりたい。

もっと自信を持ちたい。

人のことを気にしない自分になりたい。

ちゃんと行動できるようになりたい。

今の自分ではダメだから、

新しい自分にならなければ。

そんなふうに思っている方もいらっしゃるのかもしれません。

でも、お話を聞いていると、

本当に必要なのは、

まったく別の自分になることではないのではないか。

そう感じることがあります。

ずっと周りに気を遣ってきた。

嫌なことがあっても我慢してきた。

誰かの期待に応えようとしてきた。

迷惑をかけないように頑張ってきた。

そうやって過ごしているうちに、

いつの間にか、

自分が何を好きだったのか。

何を嫌だと思っていたのか。

本当はどうしたかったのか。

分からなくなってしまうことがあります。

そんなとき、

「もっと頑張って変わらなきゃ。」

と思うと、

また自分に何かを課すことになってしまいます。

だから、

変わろうとする前に、

少しだけ違う方向から考えてみてもいいのかもしれません。

私は、いつからこんなに無理をするようになったんだろう。

子どもの頃は、

もっと素直に笑っていたかもしれない。

嫌なものは嫌だと言えていたかもしれない。

好きなことに夢中になっていたかもしれない。

もちろん、

昔の自分にそのまま戻ることはできません。

いろいろな経験をして、

傷ついたことも、

学んだことも、

大切にしたいものも増えています。

だからこそ、

戻るというのは、

過去へ戻ることではなく、

自分の気持ちを、もう一度自分の人生の中に戻してあげること。

なのかもしれません。

疲れたら、疲れたと思っていい。

嫌だったら、嫌だったと思っていい。

うれしかったら、素直に喜んでいい。

誰かに合わせる前に、

「私はどうしたいんだろう。」

と考えてみる。

そんな小さなことを重ねながら、

少しずつ、

自分との距離を近づけていく。

それだけでもいいのだと思います。

変わることは、

今までの自分を捨てることではありません。

頑張ってきた自分も、

迷ってきた自分も、

立ち止まった自分も、

全部連れていっていい。

そして、

もう必要のなくなった我慢だけを、

少しずつ降ろしていく。

そうしていくうちに、

「変わったね。」

と誰かに言われることがあるかもしれません。

でも本人にとっては、

変わったというより、

やっと自分らしくいられるようになった。

という感覚に近いのかもしれません。

もっと強い自分にならなくてもいい。

もっと立派な自分にならなくてもいい。

これまで頑張り続けてきたのなら、

次に目指す場所は、

「もっと頑張れる自分」ではなく、

もう無理をしなくても、自分でいられる場所

なのかもしれません。

変わらなくてもいい。

ただ、

頑張ることの奥に隠れていた、

あなた自身を少しずつ思い出していく。

人生には、

そんな時間があってもいいのだと思います。

🌿ポイント

・「変わりたい」と思ったとき、今の自分を否定する必要はありません。

・新しい自分になるのではなく、
自分の気持ちをもう一度大切にするという考え方もあります。

・これまで身につけてきた我慢を少しずつ降ろすことで、
本来の自分らしさが見えてくることがあります。


鑑定でも、

「あなたはこう変わるべき」と答えを決めるのではなく、

持って生まれた性質や心の癖、これまで歩いてきた道を一緒に見ながら、

「本当はどんな自分だったのだろう。」

というところを丁寧に読み解くことを大切にしています。

変わるためではなく、

自分を思い出すために。

そんな時間が必要なときに、お話を聞かせていただけたらと思っています。
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