#3 クライアントから聞かれがちな“技術質問”に即答できるようになる方法

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IT・テクノロジー

1. よくある“動的挙動”の質問例

(1)ブログ記事の自動表示(LP連携)

デザイナーさんからよくある質問の一つが「LPに最新のブログ記事を自動で表示できますか?」です。

一見簡単に思えますが、実は意外と複雑です。

記事のカテゴリー、表示件数、非表示条件など細かい要件が絡むことが多く、単純にHTMLで並べるだけでは対応できません。

私の経験上、こうした質問が来たら「できる・できない」だけで答えず、前提条件を整理してクライアントに提示できるよう準備するのがポイントです。

(2)ページアクセス後の自動ポップアップ

「ページを開いて3秒後に自動でポップアップを出したい」という要望も多いです。

この場合、スマホ・PCでの挙動の違い、過去に閉じたユーザーの除外、アニメーションのスムーズさなどを考慮する必要があります。

デザイナーがこの要件を正しく理解せず「できそう」と答えてしまうと、実装段階で思わぬ手間が発生します。

コーダーと相談して、制約や条件を事前に把握しておくことが重要です。

(3)クリックでコンテンツを展開する挙動

「ボタンをクリックしたらコンテンツが展開する」機能も、表面的には簡単に見えますが、レスポンシブ対応や既存のUIとの干渉、アニメーションの滑らかさなど考慮する点は多いです。

ここでも、事前にコーダーに相談して可能な方法や制約を理解し、クライアントに説明できる状態にしておくことが大切です。

2. 技術質問に答えられないと起こる問題

(1)受注単価が上がらない

技術質問に自信をもって答えられないと、デザインだけの受注になりがちです。
例えば「このLPで自動ポップアップは可能か?」と聞かれた場合、答えられなければ単価を上げる交渉材料がなくなります。

結果として、利益を最大化できないケースが多くあります。

(2)実現困難な要件に「できる」と答えるリスク

逆に、参考サイトの見た目だけで「できると思います」と答えると、実際にはCMSやJavaScriptの制約で再現できないことがあります。

この場合、受注後に追加工数や納期調整が必要となり、デザイナーもコーダーも負担を抱えることになります。

(3)デザインだけ受けることによる損失

最終的にデザインのみ受注してしまうと、利益だけでなく、クライアントからの信頼も失う可能性があります。

受注前にコーダーと相談し、できること/できないことを整理した上で答えることが、損失を防ぐ鍵です。

3. 受注前にコーダーに相談するメリット

(1)根拠付きで可否を把握できる
コーダーと事前に相談することで、技術的に可能かどうかだけでなく、条件や前提を整理できます。

「アクセス3秒後のポップアップは可能ですが、閉じたユーザーの除外には追加設定が必要」といった具体例を示すことで、クライアントへの説明も簡単になります。

(2)信頼性の向上
根拠を持った説明は、クライアントの信頼を得る大きな要素です。

「条件付きで可能です」と説明できるだけで、提案の説得力は格段に上がります。

(3)見積もりやスケジュールの精度が上がる
前提条件や制約を整理したうえで見積もりを出せば、納期や工数の想定が正確になります。

これにより、後からの追加工数やトラブルによる納期遅延を防ぐことができます。

4. 根拠ある説明で信頼を得る方法

(1)参考サイトの表面だけで判断しない
クライアントが提示する参考サイトが「できそう」に見えても、構造や制約は案件ごとに異なります。

ここを整理して説明することで、デザイナーとしても自信を持ってクライアントに答えられます。

(2)前提条件や制約を把握して伝える
CMSやJavaScript、レスポンシブ対応など、前提条件を理解したうえで説明することが大切です。

「この条件を満たす場合のみ可能です」と言える状態にしておくと、信頼が増します。

(3)できない理由も自信をもって説明
根拠を持って「できません」と説明できれば、クライアントも納得します。

コーダー視点で整理して、デザイナーが自信を持って伝えられる状態にしておくことが重要です。

5. 質問と回答の具体例集

(1)LPに動的コンテンツを組み込むケース
ブログ記事自動表示:カテゴリーや件数、非表示条件によって追加設定が必要
アクセス3秒後のポップアップ:閉じたユーザー除外やアニメーション制御が必要
クリックでコンテンツ展開:レスポンシブや既存UIとの干渉に注意

(2)実現可否の判断フロー
1.要件の詳細を整理
2.技術的な前提条件を確認
3.可否と根拠をまとめてクライアントに提示

(3)クライアントへの回答パターン
できる場合:「この挙動は可能ですが、条件として〇〇が必要です」
できない場合:「この要件は実現が難しいです。理由は〇〇です」
代替案:「完全には再現できませんが、〇〇の方法で似た表現は可能です」

6. まとめ

動的挙動に関する技術質問は、見た目だけでは判断できません。

デザイナーが受注前にコーダーと相談することで、できること/できないことの根拠を整理し、クライアントに信頼性の高い説明ができるようになります。

これにより、受注単価向上、納期遵守、信頼構築のすべてに好影響が出ます。

コーダーとタッグを組み、根拠を持った説明で案件を進めることが、トラブル回避と安心の受注につながります。

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