満足してもらえたのに、なぜリピートされないのか

満足してもらえたのに、なぜリピートされないのか

記事
コラム
サービスを購入した方から、

「話を聞いてもらえて気持ちが軽くなりました。」
「とても丁寧に対応してもらえました。」
「お願いしてよかったです。」

そんな言葉をいただけた。

評価も悪くない。
それなのに、その後のリピート購入にはつながらない。

このような状態が続くと、

「本当は満足してもらえていなかったのではないか。」
「何か対応を間違えたのではないか。」

と不安になることがあります。

もちろん、サービス内容や対応を振り返ることは大切です。

ただし、
満足してもらえたことと、もう一度購入することは別
です。

今回は、満足してもらえたサービスがリピートされない理由と、
次も頼みやすいサービスにするための考え方を整理します。
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満足したからこそ、再購入する必要がないこともある

リピートされないと聞くと、
サービスに何か問題があったように感じるかもしれません。

しかし、一度の利用で悩みが解消されたなら、
同じサービスをもう一度購入する必要はありません。

たとえば、

・話を聞いてもらい気持ちが整理できた
・知りたかったことを確認できた
・次に取る行動が決まった
・一時的な不安が落ち着いた

という状態になれば、サービスは役割を果たしています。

これはリピートに失敗したのではなく、
一度の利用で目的を達成できた
とも考えられます。

リピート率だけを高めようとすると、解消した悩みを何度も掘り返したり、
必要のない再購入を促したりする方向へ進みかねません。

まずは、
リピートされないことが、必ずしも不満の証ではない
と切り分けて考える必要があります。

満足していても、次に頼む場面が分からない

再購入の可能性があるサービスでも、
相談者が次回の利用場面を想像できていないことがあります。

たとえば電話相談で、

「また何かあればご相談ください。」

と伝えても、相談者にとっては、

・どの程度の悩みなら相談してよいのか
・同じ内容でも再相談してよいのか
・状況が変化してから利用すべきなのか
・どのくらい期間を空ければよいのか

が分からないことがあります。

出品者から見れば対応できる内容でも、
相談者がそれを知らなければ選択肢には入りません。

そのため、再購入が想定されるサービスでは、
どのような状態になったときに、もう一度利用できるのか
を具体的に伝えておくことが大切です。

たとえば、

・状況に変化があったとき
・気持ちが揺れて判断に迷ったとき
・前回決めた行動を振り返りたいとき
・新しい悩みが生まれたとき

などです。

強く再購入を勧めるのではなく、
相談者が必要になったときに思い出せる目安を渡しておきます。
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前回の相談を、また最初から説明したくない

相談サービスでは、再び依頼する際の負担もリピートを妨げます。

相談者からすると、
また最初から事情を説明しなければならない
と考えるだけで、再購入のハードルが上がることがあります。

人間関係や仕事、家族の悩みは、
背景を説明するだけでも時間と気力を使います。

そこで役立つのが、購入者ごとの記録です。

たとえば、

・前回の相談内容
・悩みの背景
・本人が大切にしていた考え
・前回決めた行動
・苦手な表現や避けたい対応
・次に確認したい変化

などを、必要な範囲で整理しておきます。

次回の相談時に、
前回は〇〇についてお話ししましたが、その後変化はありましたか?
と確認できれば、相談者は「覚えてもらえている」と感じやすくなります。

ただし、個人情報や不要な内容まで細かく残す必要はありません。

あくまで次回の対応を円滑にするために、必要な範囲で管理します。

購入前の期待と実際のサービスをそろえる

評価は良くても、相談者が想像していたサービスと実際の内容に少しズレがある場合があります。

たとえば相談者は、

「具体的な行動を一緒に考えてもらえる。」

と思って購入したのに、
実際は話を聞いて気持ちを整理することが中心だった。

対応自体には満足していても、
次も同じ目的で利用したいサービスではなかった
と判断する可能性があります。

反対に、出品者は傾聴サービスとして提供しているのに、
購入者から継続的な助言や判断を求められることもあります。

リピートにつなげるためには、過剰に満足させようとするよりも、
このサービスで、どのような時間を提供するのか
を購入前から明確にすることが大切です。

・話を聞いて気持ちを整理する
・問題の原因を一緒に探す
・次の行動を考える
・定期的に状況を振り返る

似ているように見えても、それぞれ役割が異なります。

期待と提供内容がそろっていれば、
その役割が再び必要になったときに思い出してもらいやすくなります。
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リピート率は満足度だけを表す数字ではない

リピート率が低いと、サービスの満足度も低いように見えるかもしれません。

しかし、実際には、

・一度で悩みが解決した
・再利用する状況がまだ起きていない
・次に相談する目安が分からない
・前回の説明を繰り返す負担がある
・想像していた役割と少し違った
・別の出品者や方法も試してみたい

など、さまざまな理由があります。

そのため、リピート率だけを見てサービスの良し悪しを判断することはできません。
評価コメントや相談内容、サービスの性質も合わせて考える必要があります。

一度で役割を終えるサービスなら、
リピート率が低くても不自然ではありません。

一方で、同じ悩みの経過確認や継続利用が想定されるサービスでリピートが少ない場合は、
次も頼みやすい設計になっているか
を見直す余地があります。

再購入を促すより、戻りやすい場所を作る

リピートされるために、何度も購入を促す必要はありません。

大切なのは、相談者が再び困ったときに、
そういえば、あの人にまた相談できる
と思い出せる状態を作ることです。

そのためには、

・次回利用の目安を伝える
・対応できる相談範囲を明確にする
・前回の内容を必要な範囲で記録する
・購入前と実際のサービス内容をそろえる
・再相談しやすい雰囲気を作る

といった小さな準備が役立ちます。

満足してもらえたのにリピートされないからといって、
すぐにサービス内容を否定する必要はありません。

まずは、

・そのサービスは、本来繰り返し利用される性質なのか
・必要になったときに、相談者が戻りやすい設計になっているか

を分けて確認してみます。

リピートとは、同じ人へ何度も販売することだけではありません。

相談者が再び支援を必要としたときに、
安心して戻ってこられる関係を作ることです。

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