キケンなのは「間違った考え」ではなく、
考えることを手放してしまうこと
今の社会には、人が陥りやすい「キケンな考え方」が増えているように感じます。
私が考えるキケンな状態の一つ目は、流れてきた情報をそのまま受け入れ、自分で考えることを棄権してしまうことです。
テレビやインターネット、SNSなどからは、毎日たくさんの情報が流れてきます。
しかし、その情報が正しいのか。
誰が、どのような目的で発信しているのか。
反対の立場から見ると、どのように見えるのか。
そこまで考えずに情報を受け入れてしまうと、自分とは異なる意見を持つ人を「悪」と決めつけ、
徹底的に排除しようとすることがあります。
本来、意見が違うことと、その人が悪い人であることは同じではありません。
それでも、自分が正しいと思い込むほど、相手の話を聞けなくなり、攻撃的になってしまうことがあります。
二つ目は、キレイゴトだけを信じてしまうことです。
「人のために善いことをしたい」
「困っている人を助けたい」
「社会をより良くしたい」
このような気持ちは大切です。
しかし、人の善意は、使い方によっては誰かに利用されることもあります。
耳ざわりのよい言葉だけを並べ、人の善のココロを刺激し、その裏側にある都合や利益、悪意から目をそらさせることもできるからです。
人のココロには、善だけがあるわけではありません。
優しさもあれば、嫉妬や怒り、支配欲、承認欲求、私利私欲もあります。
これは特別に悪い人だけが持っているものではなく、私を含め、誰の中にもあるものです。
陰陽論で考えれば、善だけを強く押し出すほど、その裏側には悪が生まれます。
自分の悪のココロを見ないまま「自分は正しい」「自分は善いことをしている」と思い込んでしまうと、
自分が誰かを傷つけたり、排除したり、コントロールしたりしていることにも気づけなくなります。
ただし、キケンな考え方を持っているからといって、その人自身を否定する必要はありません。
自分で調べ、自分で考え、歴史を学び、人のココロの闇を知ることで、見え方は変わっていきます。
そして、自分の間違いに気づいたとき、それを認めて受け入れることができれば、考え方はいくらでも変えることができます。
現在あふれている情報には、必ず発信する側の意図が含まれています。
その意図は、純粋な善意だけとは限りません。
利益を得たい。
支持を集めたい。
不安をあおりたい。
反対意見を封じたい。
人を思いどおりに動かしたい。
そのような人の「悪」が含まれている可能性を前提に情報を見ることで、少し離れた場所から俯瞰できるようになります。
私が考える二つのキケンな状態には、共通点があります。
それは、
「誰かにコントロールされていることに、自分で気づいていない」
ということです。
そして、最もキケンなのは、間違った考えを持つことではありません。
自分で調べることをやめること。
自分の頭で考えることをやめること。
異なる意見を聞かなくなること。
自分の中にある悪のココロを見なくなることです。
そこから抜け出すためには、歴史を学び、知識を身につけ、自分なりの考えを持つことが必要です。
さらに、その考えを人と議論し、ときには疑い、修正しながら深めていくことも大切です。
しかし、自分の考え方の癖や、なぜ特定の情報に強く反応してしまうのかは、一人では気づきにくいものです。
情報を見るたびに不安になる。
違う意見を聞くと強い怒りが湧く。
家族や周囲の人と考え方が合わず苦しい。
何が正しいのか分からなくなっている。
自分の考えを持ちたいけれど、うまく整理できない。
そのようなときは、情報の正しさだけを追い続けるのではなく、
「なぜ自分はそう感じるのか」という自分のココロを見直す必要があります。
あかつき道整骨院では、身体に表れている症状だけでなく、
生活習慣、食事、思考の癖、人間関係、過去の体験なども含めて、その人が抱えている問題を一緒に整理しています。
誰かに正解を決めてもらうための相談ではありません。
自分が何に影響され、何に反応し、どのような考え方をしているのかを知り、自分なりの答えを見つけていくための相談です。
考えがまとまらないときや、不安や怒りに振り回されていると感じるときは、一度ご相談ください。