はじめに
愛知県武豊町・半田市で2拠点居住をしているエンジニアの佐藤です。
地方移住で最初にぶつかったのが「インターネット環境の不安定さ」でした。東京では当たり前だった安定した高速回線が、地方では期待できません。
今回は、3年間の試行錯誤で辿り着いた「ネット回線3重構成」の実践例を
お話しします。
地方のネット環境、現実はこんな感じ
武豊町の現実
光回線の最大速度:下り100Mbps(理論値)
実測値:平日昼間50Mbps、夕方20Mbps
雨天時や強風時は更に低下
半田市の現実
より市街地に近いため武豊町よりは安定
それでも東京時代の半分程度の速度
私の「3重構成」の詳細
1. メイン回線(光ファイバー)
役割:日常的な開発作業、ビデオ会議
速度:50Mbps前後
月額:5,500円
使用場面:通常時の全作業
2. サブ回線(モバイルWi-Fi)
役割:メイン回線障害時のバックアップ
速度:20-30Mbps
月額:3,800円
使用場面:緊急時、外出先での作業
3. 緊急回線(スマホテザリング)
役割:1・2両方ダウン時の最終手段
速度:10-20Mbps
月額:データ追加料金として月1,000円程度
使用場面:本当の緊急時のみ
運用の工夫とコスト最適化
自動切り替えの仕組み
ルーターの設定で、メイン回線の速度が20Mbpsを下回ったら
自動でモバイルWi-Fiに切り替わるよう設定。
手動での切り替え作業を削減しています。
データ使用量の管理
大容量ファイルのダウンロードは深夜時間帯にスケジュール実行
クラウドストレージの同期は回線状況を見て手動調整
ビデオ会議は必ずメイン回線で実施
実際の効果とコスト
回線安定率
導入前:月に3-4回、半日程度の通信障害
導入後:実質的にゼロ(3重構成により)
月額コスト
総額:約10,300円
東京時代(5,000円)の約2倍ですが、仕事への影響を考えると
必要経費です。
生産性への影響
回線トラブルによる作業中断がなくなり、月の稼働時間が
約10%向上しました。
地方移住を検討中のエンジニアへ
ネット環境は地方移住の最大の課題の一つです。
しかし、適切な準備と投資により、東京時代と遜色ない作業環境を作ることは可能です。
重要なのは「完璧な回線を求めない」こと。
複数の選択肢を持つことで、地方の不安定さと上手く付き合えます。
まとめ
地方移住3年目の実感として、ネット環境への初期投資は必須です。
しかし、その対価として得られる「静けさの中での集中時間」は、
投資額を上回る価値があると確信しています。
地方でのエンジニア生活に興味のある方、技術的な相談があれば、
いつでもお気軽にお声がけください!