こんばんは、山口あきらです。 今夜も、私の「心の休息所」に立ち寄ってくださり、本当にありがとうございます。
今、この文字を見つめているあなたは、どんな一日を過ごされましたか? 慌ただしい仕事を終えて、ようやく一息ついたところでしょうか。 それとも、家族が寝静まった静寂の中で、少しだけ心に溜まった「重荷」を感じているのでしょうか。
私たちは、毎日を一生懸命に生きるなかで、知らず知らずのうちにたくさんの「役割」を演じていますよね。
ある時は「良き息子・娘」として。 ある時は「頼れる上司や同僚」として。 そしてある時は、「揺るぎない父・母」として。
誰かの期待に応えようと、笑顔の仮面を被り、自分の本当の気持ちを後回しにする……。そんなことが当たり前になってはいませんか?
けれど、ふとした夜の静寂に、「本当の自分」がそっと泣いていることはありませんか。 「もっと自由に、わがままに生きてみたい」「あの人のことが、どうしても忘れられない」「自分を、もう一度だけ好きになりたい」
そんな、誰にも言えない、胸の奥底にそっと仕舞い込んだはずの想い。 今日は、そんなあなたの「魂のささやき」に、千年以上も前の古い歌を添えて、優しく寄り添いたいと思います。
四度の死線を超えて見つけたもの
少しだけ、私の個人的な話をさせてください。 私はこれまでの人生で、の四度死線を彷徨う経験をしました。 それは、明日が来ることさえ想像できないような、深い、深い闇の中でした。
そんな絶望の淵に立たされたとき、私を救ってくれたのは、立派な成功法則でも、キラキラした前向きな言葉でもありませんでした。 私の乾ききった心に、雨上がりの雫のように染み込んできたのは、『万葉集』に遺された、名もなき人々の「生の声」だったんです。
そこにいたのは、歴史の教科書に載っているような偉人ではなく、 「今のあなたと同じように、恋に震え、孤独に震え、誰かを狂おしいほど想って、ジタバタともがいている一人の人間」 たちの姿でした。
彼らは、自分の弱さを隠そうとしませんでした。 「会いたくてたまらない」「どうしようもなくて苦しい」 その、格好悪いけれど嘘のない叫びこそが、私の「再誕(REBORN)」への確かな光となったのです。
「どうしようもなさ」を、愛おしむ
「たらちねの 母が手離(てばな)れ かくばかり 術(すべ)なき恋も するべきものか」 (万葉集)
私が好きな歌の一つです。 「大人になったのに、こんなに、どうしようもない(術なき)恋をしてしまうなんて……」 この「術(すべ)なき」という響き、なんだか愛おしく感じませんか?
今の世の中は、あまりに「正解」を求めすぎている気がします。 「それは損だよ」「そんなの正しくない」 けれど、心って、そんな理屈で割り切れるものじゃないですよね。
「好きになっちゃいけない人を、好きになってしまった」 「もう終わったことなのに、まだ心が過去を追いかけてしまう」
鑑定のなかで、そう言って自分を責める方の涙をたくさん見てきました。 でもね、私は思うんです。 「術(すべ)がない」ほど誰かを想えるのは、あなたがそれだけ命を燃やして、一生懸命に生きている証拠です。
あなたが感じているその痛みは、あなたが「人を深く愛せる、温かい人間」であることの、何よりの証明なんですよ。
袖を振る、その勇気を
「あかねさす 紫野(むらさきの)行き 標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや 君が袖振る」 (額田王)
先日も触れましたが、この歌の情熱は本当にすごいものです。 「見張りに見られてしまうわ。そんなに大きく袖を振らないで」 そうたしなめながらも、彼女の心は、誰よりも激しく揺れ動いていたはずです。
今のあなたは、誰かに向かって、あるいは自分の「こうありたい」という夢に向かって、「袖を振る」ことを諦めていませんか? 「もう若くないから」「立場があるから」と、自分自身に禁止令を出していませんか?
星の導きとカードのささやきは、あなたが閉じ込めてしまった「本当の望み」を見つけ出すための、優しい灯火(ともしび)です。
星は、あなたが生まれた時に持ってきた「人生の約束」を思い出させてくれます。 カードは、あなたが気づかないふりをしている「未来の可能性」をそっと鏡のように映し出してくれます。
私が四度の死を潜り抜けて出会ったこの道具たちは、単なる占いではありません。 あなたがもう一度、自分自身の人生の主役として、大きく袖を振るための「勇気」そのものなんです。
真っ暗闇のなかで、一緒に夜空を見上げましょう
私が「心の灯(ともしび)になりたい」と願うのは、 私自身が、「誰にも見つけてもらえない暗闇の怖さ」を身をもって知っているからです。
深い闇の中にいるとき、眩しすぎる太陽の光は、かえって痛いことがあります。 本当に必要なのは、足元をそっと照らす、小さなロウソクの火のような安心感ではないでしょうか。
「あきらさん、私はどうしたらいいんでしょう」 そう問いかけられるとき、私はあなたの隣に座り、一緒に夜空を見上げる気持ちでいます。
答えは、必ずあなたの中にあります。 私はただ、あなたがその答えに自分で気づけるように、星の光を集め、カードの言葉を紡ぎ、万葉の歌であなたの心を温める。 それが、私のこの場所での「お役目」だと思っています。
どんな年代の方であっても、生活の重圧に自分を見失いそうになっても。 山口あきらは、いつだってあなたの「味方」です。 世界中があなたを否定したとしても、私はあなたのその「術なき想い」を、何よりも尊いものとして受け止めます。
今夜は、ただ穏やかに
長い文章になってしまいました。 最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。
今日、私が一番伝えたかったのは、たった一言です。
「あなたは、今のままで、十分に素敵ですよ」
自分を責めるのは、もう今夜で終わりにしましょう。 千年前の人々も、今の私たちも、同じように悩み、迷い、それでも愛おしく生きている旅人なのですから。
明日の朝、目が覚めたとき。 差し込む光が、昨日よりもほんの少しだけ、柔らかく感じられますように。
道に迷いそうになったら、いつでもここへ帰ってきてください。 星とカード、そして万葉の言霊(ことだま)とともに、私はずっと、ここでお待ちしています。
お帰りなさい。頑張りすぎた、あなたへ。 今夜は、ただ静かに、その大切な鼓動を感じて休んでくださいね。
[REBORN] 山口あきら