ECサイトやネットショップを運営していると、毎日いろいろな数字を確認する必要があります。
楽天市場の売上。
Amazonの注文状況。
Yahoo!ショッピングの実績。
自社ECの在庫や受注データ。
広告費。
アクセス数。
商品別の売上。
在庫数。
発送状況。
月次レポート。
一つひとつのデータは大切です。
ただ、確認する場所がバラバラだと、どうしても管理が大変になります。
楽天RMSを開く。
Amazonの管理画面を確認する。
Yahoo!ショッピングのCSVをダウンロードする。
Excelに貼り付ける。
別のシートで集計する。
前月と比較する。
広告費や売上を別々に見比べる。
こうした作業を毎日、毎週、毎月のように繰り返していると、確認だけでかなり時間がかかります。
「どのモールが一番売れているのか分かりづらい」
「商品別の売上をまとめて見たい」
「広告費と売上を一緒に確認したい」
「CSVを毎回Excelで集計している」
「複数モールの数字を一つの画面で見たい」
「売上や在庫の状況をもっと早く把握したい」
このような悩みがある場合、EC運営用のダッシュボードを作ることで、確認作業を効率化できる可能性があります。
EC運営でよくある課題は、データそのものがないことではありません。
むしろ、データはたくさんあります。
問題は、そのデータがバラバラに存在していて、判断に使いやすい形になっていないことです。
たとえば、楽天市場の売上は楽天RMSで確認できる。
Amazonの注文データはAmazon側で確認する。
Yahoo!ショッピングの実績は別の管理画面やCSVで確認する。
広告データはまた別の場所にある。
在庫管理はExcelで別管理している。
このように、必要な情報が複数の場所に分かれていると、全体像を把握しづらくなります。
売上は伸びているのか。
どの商品が動いているのか。
どのモールが好調なのか。
広告費に対して売上は見合っているのか。
在庫不足になりそうな商品はないか。
前月と比べて何が変わったのか。
こういった判断をするためには、データを一か所にまとめて見える化することが重要です。
ダッシュボード化すると、複数モールのデータを一つの画面で確認しやすくなります。
たとえば、次のような情報をまとめることができます。
モール別の売上。
日別の売上推移。
月別の売上推移。
商品別の販売数。
注文件数。
客単価。
広告費。
費用対効果。
在庫数。
発送状況。
キャンセルや返品状況。
前月比、前年比。
もちろん、すべてを最初から作る必要はありません。
まずは、毎月確認しているCSVやExcelをもとに、売上や注文数だけを見える化するところから始めても十分です。
その後、必要に応じて広告データ、在庫データ、商品別分析、複数モール比較などを追加していく方が進めやすいです。
EC運営ダッシュボードで大切なのは、見た目の派手さではありません。
「毎日見たい数字がすぐ分かること」
「判断に使える形で整理されていること」
「手作業の集計を減らせること」
「あとから機能追加しやすいこと」
このあたりが重要です。
見やすいグラフやカード表示は便利ですが、まずは運用に合っていることが大前提です。
たとえば、店長が毎朝見る画面なら、今日の売上、昨日の売上、今月累計、注文件数、未発送件数などがすぐ見える方が便利です。
経営者が月次で見る画面なら、月別推移、前年同月比、モール別売上、広告費、利益に近い指標などが重要になるかもしれません。
広告担当者が見る画面なら、広告費、広告経由売上、費用対効果、商品別の広告実績などを重視した方がよい場合もあります。
つまり、誰が何を判断するために見るのかによって、必要な画面は変わります。
ダッシュボードを作る流れとしては、まず元データを整理します。
どのモールのデータを使うのか。
CSVで取得するのか。
Excelで管理しているのか。
APIや既存の出力機能を使えるのか。
毎日見るのか、月次で見るのか。
どの項目を集計したいのか。
この部分を整理しないまま作り始めると、途中で画面や集計条件が大きく変わりやすくなります。
最初に確認したいのは、現在の運用です。
毎日どの画面を見ているのか。
どのCSVをダウンロードしているのか。
Excelでどんな加工をしているのか。
最終的にどんなレポートを作っているのか。
誰が確認しているのか。
どの数字を見て判断しているのか。
ここが分かると、ダッシュボードに入れるべき機能が見えてきます。
たとえば、複数モールのCSVを使う場合は、モールごとに項目名や形式が違うことがあります。
楽天、Amazon、Yahoo、自社ECでは、注文番号、商品コード、SKU、金額、送料、手数料、ステータスなどの持ち方が違う場合があります。
そのままでは集計しづらいため、共通フォーマットに整える処理が必要です。
たとえば、以下のような形にそろえます。
日付。
モール名。
注文番号。
商品コード。
商品名。
数量。
売上金額。
送料。
ステータス。
在庫数。
広告費。
取得日。
このように項目をそろえることで、モール別・商品別・日別・月別の集計がしやすくなります。
次に、データを集計します。
日別売上。
月別売上。
モール別売上。
商品別売上。
在庫状況。
注文件数。
客単価。
広告費。
費用対効果。
前月比。
前年比。
このような集計を自動化できれば、毎回Excelでピボットテーブルや関数を更新する手間を減らせます。
さらに、Web画面として表示すれば、管理画面のように確認できるようになります。
検索機能を付ける。
期間を切り替える。
モール別に絞り込む。
商品別に見る。
グラフで推移を確認する。
CSVで出力する。
スマホやタブレットから確認する。
こうした機能を入れることで、単なる集計表ではなく、日々の店舗運営に使えるツールになります。
ただし、最初からすべてを入れる必要はありません。
最初は、
「売上と注文件数だけ」
「モール別比較だけ」
「商品別売上だけ」
「広告費と売上だけ」
「月次レポートだけ」
このように小さく始める方が、費用面でも運用面でも進めやすいです。
実際に使ってみて、必要な機能を追加していくことで、現場に合ったダッシュボードに育てていくことができます。
EC運営のダッシュボード化では、作って終わりではなく、運用しながら改善することも大切です。
モール側のCSV形式が変わる。
見たい指標が増える。
商品点数が増える。
広告データも見たくなる。
担当者が変わる。
複数店舗に対応したくなる。
このような変化に合わせて、少しずつ調整できる形にしておくと安心です。
EC運営で重要なのは、データを集めること自体ではありません。
集めたデータを見て、次の判断につなげることです。
売上が落ちている商品を見つける。
伸びているモールを把握する。
広告費が高くなっている商品を確認する。
在庫不足になりそうな商品に気づく。
前月との違いを早く把握する。
日々の確認作業を減らして、改善に時間を使う。
こういった判断に使える形にすることが、ダッシュボード化の目的です。
手作業でExcelを更新していると、どうしてもレポート作成そのものに時間がかかります。
しかし、本来大切なのは、レポートを作ることではなく、その数字を見てどう動くかです。
だからこそ、楽天RMS、Amazon、Yahoo、自社ECなどのデータをまとめて見える化することには価値があります。
もちろん、すべてのEC事業者に大きなシステムが必要なわけではありません。
小規模な店舗であれば、まずはExcelやCSV集計の自動化だけで十分な場合もあります。
Googleスプレッドシートで共有するだけでも改善できる場合があります。
データ量が多い場合や、複数モールを本格的に管理したい場合は、PythonやWebアプリ化が向いていることもあります。
大切なのは、現在の運用に合った形を選ぶことです。
「楽天RMSやAmazon、Yahooのデータをまとめて見たい」
「複数モールの売上を一つの画面で確認したい」
「CSV集計を自動化したい」
「広告費と売上を一緒に見たい」
「商品別の売上や在庫を見える化したい」
「EC運営用のダッシュボードを作りたい」
このような段階でも問題ありません。
現在使っているCSVやExcel、確認している管理画面、毎月の集計作業を確認しながら、Excel自動化で十分なのか、Pythonで集計した方がよいのか、Webアプリとしてダッシュボード化した方がよいのかを整理できます。
楽天RMS、Amazon、Yahoo、自社ECなどのデータ管理、CSV集計、売上レポート作成、広告データの見える化、EC運営ダッシュボード作成などでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
まずは、今どのデータを見ていて、どの作業に時間がかかっているのかを教えていただければ大丈夫です。
小さな集計自動化からでも、EC運営の確認作業をラクにできる可能性があります。