「この人は運命の人ですか?」
恋愛相談をしていると、本当によく聞かれる質問です。
私は、運命の人を否定したいわけではありません。
「運命なんてない」とも思っていません。
ただ一つ感じるのは、運命のサインは、多くの人が想像しているよりずっと控えめだということです。
運命という言葉を聞くと、
「ビビッとくる。」
「初めて会った気がしない。」
「何もかもがぴったり合う。」
そんなドラマのような出会いを想像する人も多いと思います。
でも実際は、
「この人といると居心地がいいな。」
「この考え方は、ずっと尊敬できちゃうな。」
「無理をしなくても、一緒にいられる。」
そんな小さな感覚から始まることも少なくありません。
生まれた時から、「あなたの運命の人はこの人です」とわかっている人はいません。
だから私たちは、出会い、関わり、時間を重ねながら、その人が自分にとってどんな存在なのかを知っていきます。
運命のサインは、派手ではありません。
一緒にいると安心する。
自然と笑える。
沈黙が苦にならない。
相手の幸せを願える。
なんでもない日常の中に、こそっと隠れていることがあります。
だから、運命の人を探す時は、減点方式をとらないでほしいのです。
「ここが違う。」
「理想とは少し違う。」
そんなふうに見ていると、小さなサインを見落としてしまうことがあります。
それよりも、
「この人の好きなところ。」
「この人といると心がラクになる。」
「この人のこんなところ、尊敬するわ。」
そんな加点方式で相手を見てみる。
すると、今まで気づかなかったご縁が見えてくるかもしれません。
運命のサインは、大きな奇跡ではなく、何気ない日常の中にあります。
その小さなサインを「ああ、この人だったのかもしれない」と、
あとから気づく。
そういうものが運命の人なのかもしれませんね。