「占い師なら、自分のことも占えるんですよね?」
たまに聞かれます。
これ、占い師によります。周りの占い師さんを見ていても半々くらいでしょうか。
命占を扱う人は、自分の運気の流れを読めたりします。でも、それも意外と曖昧です。
知り合いの占星術師さんが、「今年はガラッと人生が変わる年だから、身構えてる。」と言っていたんです。
で、何が起きたと思います?
他県への引っ越しでした。
ちゃんと当たってるんです。でも、引っ越しにまでなるとは!?という感じでした。
そんな感じで、流れは読めても出来事そのものまではわからないことも多いです。
私はどちらかというと、自分を占えないタイプです。
タロットがなかったら、ただの人。
人の気持ちも数秘術である程度予想はできます。でも最終的にはタロットが見せてくれなきゃわからない。
その上、自分のことが絡むと、とたんに怪しくなります。
普段の鑑定なら、「お相手はこう考えていて。」「今はこういう流れですね。」なんて話しているのに、
自分のことになると、
「ここにカードがあります。絵柄はペンタクル3です。」になります。
以上です。言葉は浮かぶのですが、自らの願望かタロットがみせてくれた流れなのか判断が難しいんです。
「客観的に考えてみて。」
そう言われることがあります。占いでお話しすることもあります。
でも、これって本当に難しいことなんですよね。
恋愛でも仕事でも、人は思っている以上に「こうなってほしい」「こうなったら嫌だ」に引っ張られています。
占い師ですらそうなんです。
ここまで、占いの話のようでいて、実はこれは占いだけの話ではありません。
人は思ったより、自分の思い込みに振り回されています。
だから私は占いを未来を当てる道具というより、自分では気づけなかった視点を見つけるための道具だと思っています。
ちなみに私は今後も、自分を占おうとして
「ここにカードがあります。絵柄はペンタクル3です。」を繰り返す予定です。