看護実習で「肺炎だからSpO₂を見ます」で止まっていませんか?
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看護実習で肺炎の患者さんを受け持つと、
まずSpO₂や体温を見ようとする学生さんは多いと思います。
もちろん、SpO₂や体温はとても大切です。
でも、看護師は数字を見る前に、
まず患者さん全体を見ています。
元気はあるかな?
顔色はどうかな?
返事はいつも通りかな?
息苦しそうじゃないかな?
食事は食べられているかな?
いつもと比べて動きはどうかな?
このように、患者さんの様子から
「なんかいつもと違うな」
という違和感を探しています。
アセスメントは、最初からきれいな文章を書くことではありません。
まずは患者さんを見て、
「なんかおかしい」に気づくこと。
そして、その違和感を
体温、呼吸数、SpO₂、食事量、水分量、痰の状態など、
数字や事実に変えていくこと。
そこから、
「なぜそうなっているのか」
「このあと何が起こりそうか」
「今、何を確認して報告する必要があるのか」
を考えていきます。
たとえば、
「なんか熱そう」
で終わるのではなく、
体温を測る
↓
38.6℃
↓
肺炎による炎症が考えられる
↓
発熱で体力を消耗していないかな?
水分は摂れているかな?
解熱剤の指示はあるかな?
必要時に報告が必要かな?
というように、情報に意味をつけていきます。
看護実習では、
「根拠は?」
「それで何を考えたの?」
と聞かれることがあります。
そのときに大切なのは、難しい言葉を並べることではなく、
患者さんを見て、違和感に気づき、事実を確認し、考えたことを伝えることです。
今回、肺炎の患者さんを受け持つ看護学生さん向けに、
「どこを見るか」
「どう考えるか」
「どう報告につなげるか」
をまとめたPDF教材を作りました。
実習前の予習や、受け持ち患者さんの情報整理、
指導者さんへ報告する前の確認に使ってもらえたら嬉しいです。
看護実習中は、不安になることも多いと思います。
でも、患者さんをよく見ようとする気持ちは、必ず看護につながっていきます。
少しでも、実習中の不安を軽くする助けになれたら嬉しいです。