ゴールデンウィークということで、気晴らしに親戚の話を書いてみたい。
(ちなみにゴールデンウィークと親戚の関係性は全くない…)
私たち夫婦の出会いは、お互いの親戚が知り合いだったため「お見合い結婚」みたいなものだった。
親戚同士のつながりで知り合ったので私は結婚した当初から、親戚達とは死ぬまで付き合うことになるだろうとすでに覚悟していた。
実際、結婚してからの2年間は、みっちり親戚づきあいをさせてもらった。
姑は4人兄弟姉妹の長女である。
4人とも体格も顔も似ていて、ノンビリしている性格だ。
しかも今どき珍しく、とても仲が良い。
私はまるで「ムーミン一家」みたいだと思っていた。
私の実家はというと自営業をしており大げさに言うと、ずっと生きるか死ぬかの心境で生きている気がしていた。私も実家の会社で働いたことがあるが、端から見れば毎日ケンカしているんじゃないかと思われても仕方がない日常だった。
それだけ自営業というのは厳しいということだ。
だから、そんな日常とは正反対のノンビリした姑のお陰で、今まで味わったことのないノンビリさを今では体感できている。
姑が長女と言うこともあり毎年、正月は大勢親戚が来てくれる。
駐車場が狭いこともあり、元日のお昼過ぎに来て午後5時くらいまでにわざと時間をずらし入れ違いで、ほぼ全員ウチに来てくれる。
しかし、今年の正月は違った。
いろいろな事情で姑の実家に親戚が集まらなくなり、まるで自分たちの実家のように、ウチでくつろいでいったのだ。
(普段は挨拶程度で長居はしない)
元日の朝それは、突然始まった。
姑が「○○達(姑の弟)がウチに寄るつもりだって」と嫌そうに耳打ちしてきたのだ。
私はこの時、毎年来るのに何故そんなに嫌そうに言うのか理解できなかった。
しかし、姑は突如「買い出しに行くから、手伝って」と焦った様子で言ってきた。
スーパーに入るとものすごい勢いで、正月用の惣菜や刺身を買いあさる。
買い物袋に入りきらないくらいの食材を買った。
そしてお昼を過ぎると、次から次へと親戚達が集まり始めた。私はとりあえず食材や取り皿を並べ、来る人来る人にお茶を煎れた。
支度だけして、あとは好き勝手にやってもらえばいいというスタンスで毎年いる私は、一気に支度を終わらせ、親戚一同がワイワイ騒いでいるのを横目に隣のダイニングテーブルでひとり静かにお茶をすすった。
つかの間の休息だ。
食べて飲んで騒いで充分、元日を満喫したであろう親戚一同が帰った後、一気に片付けを済ませる。
この部屋にいったい何人いたのかと思い、あとで数えたところ10畳ほどの狭いリビングに17人が、ひしめき合って座っていた。
姑があの時、嫌そうに耳打ちした理由が親戚達が帰った後、ようやく私はわかった。
どうりで、ものすごい勢いで買い出しに行くわけだ。
この一連を私は勝手に「蒙古襲来!」と命名することにした。