AIに文章を書いてもらうだけでなく、その文章を自分で添削してみる。そんな練習法をご存じでしょうか。
自分で書いた文章は、内容を理解しているからこそ、分かりにくい部分や説明不足に気づきにくいことがあります。AIが作った文章なら、少し距離を置いて問題点を探しやすくなります。
今回は、AIを文章力アップの練習相手として活用する方法を紹介します。
AIの文章を自分で添削する5つの手順
1.身近なテーマを選ぶ
趣味や仕事、学校の勉強など、自分がある程度知っているテーマを選びましょう。内容を理解していれば、表現や説明の不足にも気づきやすくなります。
2.AIに文章を作ってもらう
例えば、次のように指示します。
「食品ロス」をテーマに、表現や論理のつながりに改善の余地がある、短い文章を作ってください。文章の見直し練習に使います。
最初は短い文章から始めると取り組みやすくなります。
3.自分で問題点を探す
読み手の立場から、次のポイントを確認します。
- 分かりやすさ: 意味が伝わりにくい表現はないか
- 論理のつながり: 主張と根拠が結びついているか
- 表現: 回りくどい言い方や曖昧な言葉はないか
- 情報の過不足: 説明不足や同じ内容の繰り返しはないか
一度にすべてを確認せず、一つのポイントに絞っても構いません。
4.修正して、その理由を考える
問題点を見つけたら、自分なりに修正してみましょう。
大切なのは、単に文章をきれいにすることではありません。「読み手が理解しやすくなるから」「主張と根拠の関係が明確になるから」など、なぜ直したのかまで考えることです。
5.AIの提案と比較する
修正した文章をAIに見せ、改善点や別の表現を提案してもらいます。
自分の修正と異なる場合は、それぞれのメリットや問題点を考えましょう。AIの提案をそのまま採用せず、最終的にどの表現が適切か自分で判断することが大切です。
練習するときの注意点
AIが作る文章には、事実誤認や論理の矛盾が含まれることがあります。添削結果も必ず正しいとは限らないため、内容を確認しながら活用しましょう。
また、AIの文章を直す練習と、自分で一から文章を書く練習は別のものです。文章力を養うには、自分で考え、構成を組み立てて書く経験も欠かせません。
自分では気づきにくい課題は、第三者の視点で確認
AIを使えば、自分のペースで文章を見直せます。一方、自分では問題に気づけなかったり、修正が適切か判断できなかったりすることもあります。
特に、就職活動のESや志望動機、小論文では、読みやすさだけでなく、設問に合った内容か、主張と根拠が適切につながっているかも重要です。
独学で見直す力を鍛えながら、必要に応じて第三者による添削を活用する方法もあります。
AIに書いてもらうだけで終わらせず、AIの文章を教材として活用する。そんな逆転の発想を、日々の練習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ES・志望動機・小論文など、自分では気づきにくい改善点を確認したい方は、文章添削サービスもご活用ください。