志望動機がESで評価されにくい37のパターン|提出前チェックリスト

志望動機がESで評価されにくい37のパターン|提出前チェックリスト

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志望動機を書いたものの、「これで自分の考えが伝わるだろうか」と不安になっていませんか。

志望動機の添削をしていると、伝えたいことはあっても、理由が抽象的だったり、経験と応募先がうまく結びついていなかったりする文章を見かけます。

私は、文章添削・文章作成の累計実績は約3,000件です。これまでの経験から、志望動機で見直したいポイントを37のパターンに整理しました。

この記事では、ES(エントリーシート)の提出前に確認したい点と、改善するための考え方を紹介します。

公務員試験の志望動機にも当てはまる項目があります。「企業」「貴社」などは、必要に応じて「自治体」「貴庁」などに読み替えてください。

企業は志望動機のどこを見ているのか


志望動機では、主に次の3点が伝わることが大切です。

- 応募理由: なぜ、この仕事や組織を志望するのか
- 適性: 経験や強みを、仕事にどう生かせるのか
- 入社後の展望: どのような仕事に取り組み、どう貢献したいのか

採用担当者が重視する点は、企業や職種、選考段階によって異なります。すべての項目を一律に盛り込む必要はありません。

応募先の仕事内容や求める人物像を踏まえ、自分の志望理由を具体的に伝えることが重要です。

志望動機の提出前チェックリスト37


以下の項目に当てはまっていても、それだけで不合格になるわけではありません。設問の意図や応募先の求める内容に照らし、見直す必要があるかを確認してください。

1.志望理由・企業研究に関する項目


① 理念への共感だけで終わっている

NG例:「貴社の理念に共感し、社会に貢献できる企業だと感じ、志望いたしました。」

改善のヒント:理念に共感した理由を、自分の経験や価値観、企業の具体的な取り組みと結びつけます。

② 成長したいことだけを伝えている

NG例:「成長できる環境だと感じ、志望しました。」

改善のヒント:成長したい理由に加え、身につけた力を仕事でどう生かし、貢献したいかを伝えます。

③ 社会貢献したいことだけを伝えている

NG例:「社会に貢献できる仕事がしたいと考え、志望しました。」

改善のヒント:どのような課題に関心があり、応募先の仕事を通じてどう取り組みたいのかを具体化します。

④ 企業研究の内容が浅い

NG例:「貴社は業界でも高い評価を受けており、魅力的な企業だと感じました。」

改善のヒント:事業内容や具体的な取り組みを調べ、自分がどこに魅力を感じたのかを説明します。

⑤ 業界を志望する理由が見えない

NG例:「人の役に立てる仕事だと思い、この業界を志望しました。」

改善のヒント:業界の役割や課題のうち、何に関心を持ったのかを明確にします。

⑥ 志望理由が抽象的

NG例:「魅力を感じたため、志望しました。」

改善のヒント:何に魅力を感じたのか、その理由とともに具体的に書きます。

⑦ 他社にも当てはまる内容になっている

NG例:「社会に価値を提供する企業で働きたいと考え、志望しました。」

改善のヒント:応募先の事業や特徴と、自分が実現したいことを結びつけます。

⑧ 自己PRと志望動機が混ざっている

NG例:「私は粘り強く努力できる性格です。大学ではサークル活動に力を入れてきました。」

改善のヒント:経験や強みを紹介するだけで終わらせず、それが志望理由にどうつながるのかを説明します。

⑨ 仕事内容に触れていない

NG例:「貴社の企業理念に魅力を感じ、志望しました。」

改善のヒント:関心のある仕事内容や、そこで実現したいことを具体的にします。

⑩ 会社説明の繰り返しになっている

NG例:「貴社は○○事業を中心に成長している企業であり、業界でも高い評価を得ています。」

改善のヒント:企業の特徴を紹介するだけでなく、それが自分の志望理由とどう関係するのかを伝えます。

⑪ 自己分析が不足している

NG例:「以前から興味があったため、志望しました。」

改善のヒント:興味を持ったきっかけや経験、自分が大切にしている価値観を振り返ります。

⑫ 自分の強みと志望理由がつながっていない

NG例:「私の強みは粘り強さです。その強みを生かしたいと考え、志望しました。」

改善のヒント:自分の強みが応募先のどの仕事で生かせるのかを説明します。

⑬ 経験と志望理由が結びついていない

NG例:「アルバイトで接客を経験しました。貴社を志望しています。」

改善のヒント:経験を通じて何を感じ、それがなぜ志望につながったのかを示します。

⑭ 将来像が曖昧

NG例:「将来は成長しながら、社会に貢献したいと考えています。」

改善のヒント:どのような仕事や課題に関わりたいのかを具体的にします。

⑮ なぜその業界なのかが分からない

NG例:「貴社の事業内容に魅力を感じ、志望いたしました。」

改善のヒント:業界への関心と、その中で応募先を選んだ理由を整理します。

⑯ その会社を選んだ理由が弱い

NG例:「業界の中でも魅力的な企業だと感じ、志望しました。」

改善のヒント:応募先の特徴や取り組みのうち、自分の志望理由と結びつく点を示します。

⑰ 待遇や安定性だけが理由になっている

NG例:「安定した企業で長く働けると考え、志望しました。」

改善のヒント:待遇や環境を重視する場合でも、仕事内容への関心や、自分が取り組みたいことを整理します。

⑱ きっかけだけで終わっている

NG例:「インターンシップに参加したことがきっかけで、志望しました。」

改善のヒント:参加して何を感じ、どのような理由で志望するようになったのかを説明します。

⑲ 関心を持っているだけで、具体的な行動が見えない

NG例:「以前からこの業界に興味を持っていました。」

改善のヒント:実際に調べたことや参加した活動など、事実に基づく行動があれば盛り込みます。無理に実績を作る必要はありません。

⑳ 志望度が伝わりにくい

NG例:「貴社にも興味を持っています。」

改善のヒント:興味があると述べるだけでなく、どのような理由で応募先を選んだのかを説明します。

2.経験・エピソードに関する項目


㉑ エピソードが弱い

NG例:「学生時代にさまざまな経験をしてきました。」

改善のヒント:志望理由と関係の深い経験を選び、具体的に説明します。

㉒ 経験の内容が抽象的

NG例:「アルバイトを通して多くのことを学びました。」

改善のヒント:どのような状況で、何を経験し、何を学んだのかを明確にします。

㉓ 経験を裏付ける事実が少ない

NG例:「多くのお客様に対応してきました。」

改善のヒント:事実として説明できる範囲で、担当した業務や期間、人数などを示します。数字を無理に加える必要はありません。

㉔ 自分が取った行動が見えない

NG例:「課題に対して努力しました。」

改善のヒント:課題に対して何を考え、どのような行動を取ったのかを書きます。

㉕ 経験から得た学びが浅い

NG例:「この経験から大切さを学びました。」

改善のヒント:何の大切さを、どのような経験から学んだのかを説明します。

㉖ 成長の過程が見えない

NG例:「この経験を通して成長しました。」

改善のヒント:経験する前の課題、取り組んだこと、その後の変化を具体的に示します。

㉗ 入社後の働き方が見えない

NG例:「貴社で多くのことを学びたいと考えています。」

改善のヒント:学びたいことだけでなく、どのような仕事に取り組み、どう貢献したいのかを伝えます。

3.文章の構成・表現に関する項目


㉘ 情報を詰め込みすぎている

NG例:ゼミ、アルバイト、留学、サークルの経験をすべて並べ、最後に「これらの経験を生かせると考え、志望しました」とまとめている。

改善のヒント:志望理由を伝えるうえで重要な経験に絞り、情報を整理します。

㉙ 結論が見えにくい

NG例:「大学ではゼミで調査を行い、アルバイトでは接客を担当しました。その経験から多くを学びました。以上の理由で志望しました。」

改善のヒント:最初に志望理由の要点を示し、その後に理由や経験を説明します。

㉚ 一文が長すぎる

NG例:「私は大学時代に所属したゼミで地域の課題について調査を行い、その中で住民の方々の声を聞く大切さを学び、その経験から人の生活を支える仕事に就きたいと考えるようになり、貴社の事業に魅力を感じて志望しました。」

改善のヒント:意味のまとまりごとに文を分けます。短くすること自体より、内容の関係が読み手に伝わることを優先します。

㉛ 抽象的な言葉が多い

NG例:「価値創造に貢献したいと考えています。」

改善のヒント:どのような価値を、誰に対して、どのように提供したいのかを具体化します。

㉜ 同じ言葉や内容を繰り返している

NG例:「私は貴社の事業に興味があり、貴社の業務内容にも興味を持っています。」

改善のヒント:重複する表現を整理し、それぞれの文に異なる役割を持たせます。

㉝ 就活の定型表現に頼っている

NG例:「社会に貢献し、自己成長を実現したいと考え、志望しました。」

改善のヒント:定型表現を使う場合も、自分の経験や具体的な志望理由を添えます。

㉞ 誰にでも書ける内容になっている

NG例:「貴社の理念に魅力を感じました。」

改善のヒント:自分がその理念のどこに魅力を感じ、なぜ大切だと考えているのかを説明します。

㉟ 受け身の表現に偏っている

NG例:「多くのことを学ばせていただきたいと考えています。」

改善のヒント:学ぶことに加えて、自分から取り組みたいことや、仕事で生かしたいことを示します。

㊱ 熱意だけで理由が不足している

NG例:「どうしても貴社で働きたいと考え、志望しました。」

改善のヒント:熱意を伝えるだけでなく、応募先を選んだ具体的な理由を説明します。

㊲ 志望理由が曖昧なままになっている

NG例:「興味があったため、志望しました。」

改善のヒント:何に興味を持ったのか、なぜ応募先で取り組みたいのかを整理します。

志望動機を見直すときの4つのポイント


37項目を確認したら、次の4点を中心に文章を読み返してみてください。

1. 理由が具体的か: なぜ応募するのかが伝わるか
2. 仕事内容を理解しているか: 応募先の仕事や役割に触れているか
3. 経験とつながっているか: 自分の経験や考えが志望理由を裏付けているか
4. 入社後の行動が見えるか: どのように仕事に取り組みたいのかが伝わるか

すべてを盛り込む必要はありません。設問で求められている内容に沿って、必要な情報を選ぶことが大切です。

志望動機は、自分だけでは判断しにくいこともある


自分では十分に説明したつもりでも、読み手には理由が伝わりにくい場合があります。

- この内容で設問に答えられているか
- 志望理由と経験がつながっているか
- どこを直せば、もっと伝わりやすくなるか

こうした点は、書いた本人だけでは判断しにくいこともあります。提出前に第三者の視点で確認することも、文章を見直す方法の一つです。

ご本人の意図や経験を尊重しながら、構成や論理展開、表現を確認し、読み手に伝わる文章へ整えるお手伝いをしています。

原稿を送るだけで、修正点の指定は不要です。



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