宵灯をひとつ。
本日も魂の案内人〈シリス〉とのお話をお届けしていきます。
「誰かの助けになろうとすることは美しい。けれど、まず自分を輝かせるために力を使うと、もっと強く美しくなれる」
そう言って〈シリス〉は静かに手招きをしました。
誰かを助けようとすることは、とても尊いことだ。
人の命を救う。
人の心を救う。
人の魂を救う。
そうやって日々活動している人たちは、とても輝いている。
けれど時々、その輝きが揺らぎ、少し弱くなっている人もいるね。
人間だから、迷い、悩み、立ち止まることもある。
そういう時期なのかもしれない。
ただ、そういう時は「自分自身のことを後回し」にしていることが多いんだ。
自分の仕事があるのに、気が付けば他の人の頼まれごとをしている。
忙しいからと食事をインスタントなもので済ませる。
本当は見たい映画があるのに、「次の休みでいいか」と先延ばしにしてしまう。
ひとつひとつの判断は、とても小さなものだ。
けれど、それが積み重なっていくと、やがて大きなひずみ――違和感へとつながっていく。
その違和感すらごまかし続けると、少しずつ気力がなくなり、行動することさえつらくなってしまう。
そして、何のために頑張っているのか分からなくなる。
そうなってしまう人は、とても多いように感じるんだ。
「自分を優先すればいい」と言うのは簡単だ。
けれど、ずっと自分を後回しにしてきた人ほど、「それができたら苦労しないよ」と思うかもしれないね。
そう言いたくなる気持ちも分かる。
だからこそ、ほんの少しだけ立ち止まってみてほしい。
鏡の前で、あなた自身を見つめてみよう。
疲れた顔をしているかもしれない。
あるいは、力が入りすぎて少し険しい表情になっているかもしれない。
まずは、そのことに気づいてほしい。
そして、本来のあなたは、笑顔のよく似合う素敵な人だということを思い出してほしいんだ。
すぐに環境を変えることは難しいかもしれない。
けれど、意識は今この瞬間から変えていくことができる。
意識は言葉によって育っていく。
あなたが自分にかける言葉が変われば、意識が変わる。
意識が変われば行動が変わる。
そして行動が変われば、少しずつ環境も変わっていく。
そうして、いつの間にかあなた自身が輝き始める。
その輝きは自然と美しさを増し、周りの人を照らしていく。
そんなあなたは、誰かを助けられる強く美しい人になっていると思うんだ。
本日は、「誰かを救う前に、まず自分を救う」というお話でしたね。
「他人を満たせるのは、自分が満たされている人だけ」という言葉を目にしたことがあります。
確かに、自分に余裕がないまま誰かを助けようとすると、気持ちばかりが空回りしてしまうことがあります。
反対に、心にゆとりがあり、自然と笑顔でいられる時は、歯を食いしばって頑張らなくても、そっと相手の手を引いていることがあります。
一見すると、自分を優先することは冷たく映るかもしれません。
けれど、自分を満たすこともまた、大きな流れを巡らせるために必要なことなのかもしれませんね。
いつも、
魂の案内人〈シリス〉と
守護者〈アスル〉と共に、お待ちしております。
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